感涙モノのASKA「12」 ― 2010年02月10日 21時55分
予告通りASKAのセルフカバーアルバム「12」のインプレを。
何がいいって、シングル曲以外にアルバム曲も、しかも個人的にツボな選曲で収録されていること。
例えば2曲目の「風のライオン」、7曲目の「伝わりますか」は80年代の隠れた名曲。アルバムを聴きこんでいた方ならご存知。
さらに90年代は8曲目「月が近づけば少しはましだろう」が。
これはソロアルバム「NEVER END」に収録されている中でも一番好きだった曲です。
11曲目の「君が愛を語れ」は、これもソロアルバムSCENEⅡでは好きだった曲。
カバーアルバムはいくつもあれど、ここまで自分の好きな選曲で出たアルバムは他にないですね。
しかも全体的に原曲のイメージを大きく外すこともなく、年齢を重ねたASKAがあらためて歌い上げたわけですから、より心に響くわけで。
誰にでも勧められるアルバムではないですが、かつてのファンも、今もずっとファンの方にも、ASKAの歌唱力をぐっと堪能できる1枚になっています。
でも、やっぱりCHAGE and ASKAで出した曲は、CHAGEがいないのが少し寂しい気もしますな。
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