Noct NIKKORと2本のDXレンズ、そしてレンズラインナップ表更新2019年10月12日 07時39分

台風が迫りつつありますが、ジタバタしても始まらないし、食料と水ある程度買ってあるので、停電になっても慌てずやり過ごしましょう。

ということでブログは平常運転です。

NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct

ついに発売決定!
超弩級レンズ、泣く子も黙るf/0.95は、Nikonの写真用レンズとしては最も明るいレンズとなります。
※特殊レンズでは、かつてf/0.9も存在しましたが

超弩級にふさわしい、58mmレンズとは思えない重さ、なんと2,000g!
ちなみにAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gは、385gなので、大人と幼児くらいの違いが…

NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct

これだけの重量と大きさですから、三脚座を備えています。感覚的には、一回り小さなニーニーレンズ(AF-S 200mm f/2G)といった感じでしょうか。

NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctの光学断面図

断面図を見ると、どの玉も大型で、ぎっしり詰まっています。
前群繰り出し式のフォーカスを採用していて、前群光学系があまりに大きく重いことから、AF化はできなかったとのこと。
もっとも、このクラスの超大口径レンズだと、AF任せでも被写界深度は浅くカミソリピントですから、下手にAFに頼るより、MFでしっかりピントを合わせたほうが良さそうです。
そこはミラーレスですから、ピント面を簡単に拡大表示できるので、MFもしやすいでしょう。

お値段は、税込み1,265,000円! 受注生産です。栃木ニコンでの製造のようですが、なかなか製造は大変そうですね。
発表から発売まで時間がかかったのも、生産が難しいレンズだからでしょう。

一度でいいから使ってみたいものです。
ニコンプラザで触らせてもらえるかな?


NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

Z 50と同時発表の標準ズームレンズ。レンズキット同梱品です。
単体のお値段は、45,210円と、Zマウントとしてはお安め。でもキットレンズとして買うのがリーズナブルなのは言うまでもないでしょう。
果たして大口径のZマウントで、DXフォーマット(APS-C)は大きすぎやしないかと思いましたが、写真のように薄型レンズとしても、大口径マウントは有利なんでしょうか?

Z 50はボディ内手ブレ補正は搭載していないため、レンズ側にVRを搭載。4.5段分と、かなり頑張っています。
このレンズの特徴は…

NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

そう、沈胴式です。最近、このクラスのズームは沈胴式が好きですねNikonは。
レンズフードは別売り。マウントは写真だとプラマウントっぽいですね。一眼レフならAF-P 18-55mmクラスなのでしょう。
とはいえ、安っぽさはAF-Pほどではなく、これはこれで良さそうです。


NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR

こちらもZ 50のダブルズームキット同梱品。
お値段は53,680円ですが、やはりキットで買ったほうが安上がりでしょう。
開放f値は暗いですが、一眼レフと違ってEVFだと、f値の暗いレンズもファインダが暗くはならないのがメリットです。
その代わり画質は良さげで、MTF曲線も、この値段とは思えないくらい良好です。
手ブレ補正は5段分と抜かりない。Sportsモードも搭載しているのが最新レンズだけあります。

NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR

このレンズも、実は沈胴式です。マウントはやはりプラですが、径が大きいので強度は問題ないのかなと。
フード別売りなのが残念です。
AFの速さが気になるところですが、既に一眼レフ用のリーズナブルなAF-Pレンズが爆速だったりするので、同じくステッピングモータ採用のこのレンズも、遅いということはないでしょう。

DXの2本、レンズキットで手に入れたほうが良いでしょうね。


そして、Zマウントレンズのラインナップ表も、10月10位置づけで更新、以前予告されていたレンズ以外も掲載されています。

▼2019年10月10日現在のZマウントレンズラインナップ表
2019年10月10日現在のZマウントレンズラインナップ表

黄色が今後発売予定のレンズですが、Microレンズや、高倍率ズームのDX 18-140mm、そして望遠にS-Lineの100-400mmと、S-Lineではない、200-600mmも!

超望遠系がラインナップされたのは朗報です。
SONYかここ1,2年で望遠レンズを充実させてきていて、Nikonもいつまでもマウントアダプタに頼るのではなく、ネイティブな望遠レンズを出すべきと思っていたので、これでもうしばらくZマウントを待っていいかなと思えるようになりました。

まあ待ちきれない人は粗方SONYに移行したような気がしますが…。
200-600mmは、同じスペックがSONYで今年発売されて大好評のようですから、是非とも早くラインアップしてほしいですね。

というわけで、今後のZマウントに期待が持てそうな気がしてきました。
ま、まだまだFマウントも使い続けますし、D850も不満はないですからね。