現実味を帯びてきた? Nikon Z 8?2019年09月22日 06時32分

もう1年近く、レンズ交換式の新型カメラを発表していないNikonですが、メーカーとして開発発表しているD6に続き、6100万画素の「Z 8?」と思われる中国語の取扱説明書のスクリーンショットが、NikonRumorsで公開されました。

Nikon Z 8 manual? from NikonRumors

画素数は9552×6364ドット=6079万画素となり、SONYのα7RIV(9504×6336ドット)とほぼ同じ画素数です。
もしこれが本当だとすると、α7RIVと同一センサを使っている可能性が考えられます。
ただし、公開されている情報では、現時点で60MクラスのフルサイズセンサがSONYから外販はされていません

D850のセンサもSONY製と言われていますが、SONYのリストにラインアップされていないのは、センサの設計自体がNikonによるもので、製造のみをSONYに委託しているからと言われています。
ですから、「Z 8?」のセンサも、外販品の買取ではなく、Nikon設計によるSONY製造品が使用される可能性は、十分にあるかと思います。

今回新しいのが、16bit RAWに対応とあり、これはHasselbladやFujifilmなどの中判デジタルカメラでは採用されていますが、35mmフォーマットのカメラでは、採用されれば多分これが初めて?です。(間違っていてらご指摘ください)
ただ、ほとんどの人にとっては、14bitと16bitの違いはわからないはずです。
Photoshop CS系/CCなどの画像編集ソフトは16bit画像に対応していますが、肝心のPCディスプレイは多くが8bitでしか表示できず、近年一部のディスプレイが10bitに対応していますが、14bitだの16bitだのが、直ちに高画質に結びつくわけではないのが難しいところです。
もちろん階調を大幅に編集する際に、bit数に余裕があったほうが、bit飛び、いわゆるトーンジャンプを防ぐことが出来ます。
それと引き換えに、データ量は増加します。

もう1つ注目なのが、従来からあるロスレス圧縮RAWと、非可逆圧縮RAWですが、この取説によれば、非可逆圧縮RAWの圧縮率が高くなっており、非圧縮と比較して約60~80%もファイルサイズを軽減できるようで、6000万画素ともなると相当重たくなるRAWデータを、少しでも減らそうという試みがなされているようです。
これは結構ありがたく、私も普段航空機の撮影は、データ量を減らすべく12bit非可逆圧縮RAWを使うこともあるので、ここまで削減できると嬉しいですね。


Nikon Z 7

Nikon Z 7は、D850に近いスペックながら、バッファが小さく、ダブルスロットもなければバッテリグリップも未だ発売なし、シンクロスピードも1/200秒、AF/AE追従高速連写はFWアップで可能になったものの、それでも12bit RAWに限定されるなど、自分的にはがっかりスペックでしたので、「Z 8」こそが、高画素ガチスペックモデルになることを期待したいと思います。

α7RIVが、6000万画素クラスながら、秒10コマ連写を達成しているので、最低限同じくらいにはなってほしいですし、クロップでブラックアウトレスのAF/AE追従で秒15コマとか、あるいは画素混合による高感度撮影とか、ぜひ攻めのスペックでお願いしたいところです。

個人的には…α9クラスに対抗する「Z 9」が、3600万画素クラスであれば、クロップしても十分な画素数(D800/D810で体感済み)、ブラックアウトフリーの秒20コマ連写が達成できれば、ぜひとも検討したいですね。

Zマウントはレンズがどれも魅力ですし、FマウントもAF-S/AF-PレンズならAFも問題なく使えてますし、デジタルのFマウントボディはD850で十分なので、そこそこ画素数のある連写機が出たら、ぜひとも検討したいと思います。

というわけで、しばらくまだFマウント機でがんばります。Eマウント機も相当気合が入ってきて望遠レンズ系が充実しだしているので、結構グラグラきますが、今のD850/D810体制で、割と満足ですし、D810後継機は妥協したくないので、待つとしましょう。


…それより先に、11年選手のPCディスプレイの更新をしなければなぁ。

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