【百里基地】19/7/11の記録32019年07月14日 08時22分

午後の2ndミッション。
撮影ポイントは、午後からは角度によって逆光になります。
曇っていますが、時々雲が薄くなる時もあり、太陽光も部分的に差し込む状況、露出やコントラストは苦労させられますね。

●F-15DJ(32-8083)
F-15DJ(32-8083)

元写真は影の部分がかなり暗くなってしまったので、Capture NX-Dのカラーコントロールポイントで、少しだけ諧調を持ち上げています。やりすぎると不自然になるので、ほんの少しだけです。

●F-15DJ(92-8096)
F-15DJ(92-8096)

F-15DJ(92-8096)

096号機は中々の捻り! ベイパーも良い感じ。

●F-15DJ(92-8070)
F-15DJ(92-8070)

070号機はあまり捻らなかったかな。
ところで、1st上がりの時装備していたAAM-5はこの時は搭載されておらず、機体速度や姿勢を記録するDBSS(デイ・ブリーフィング補助装置)のみランチャに搭載でした。
いや、よく見ると、ECMポッドのAN/ALQ-131(V)もセンターに搭載されているようですね。

2ndもDJの上がりは3機のみでした。

撮影場所を移動して、降りの撮影も行います。

●F-15DJ(32-8083)
F-15DJ(32-8083)

この機体もAN/ALW-131(V)を搭載していますね。
順光ではないですが、こちら側からはずいぶんコントラストが乗って撮れました。
でもすぐ雲が厚くなって…

●F-15DJ(92-8096)
F-15DJ(92-8096)

F-15DJ(92-8096)

こうしてみると、ファントムは艦載機として開発されただけあり全てが無骨ですが、イーグルは大きいけど華奢な印象がありますね。
あくまで印象なだけで、実際には数十年に渡って使用可能なくらい頑丈な機体でです。

●F-15DJ(92-8070)
F-15DJ(92-8070)

F-15DJ(92-8070)

緑を入れると、良いアクセントになりますね。

【百里基地】19/7/11の記録42019年07月15日 08時10分

またママ捻りポイントに戻ってきました。

すると上がってきたのは…

●RF-4E改(47-6905)
RF-4E改(47-6905)

おおお、やっと見れたぞフィルムをまとったRFファントム。今年度いっぱいの第501飛行隊のRFの記念塗装機です。
そりゃ302SQのスペマよりは地味かもしれないけど、いろいろ見どころのあるファントムです。
デジタルカメラ全盛期の昨今ですが、未だフィルムで撮影するRFも、もうあと半年もしないで退役してしまいます。
インテイクにもファントムおじさんが描かれていますね。

●RF-4EJ改(67-6380)
RF-4EJ改(67-6380)

午前と同様、こちらはLOROP-PODを装着。しかし活発ですねぇ。


そしてアグレッサー、いよいよ本日ラスト? 3rd上りが始まりました。

●F-15DJ(32-8083)
F-15DJ(32-8083)

F-15DJ(32-8083)

083号機は相変わらず元気がいい! 1stと同様、グッと捻ってくれました。

●F-15DJ(92-8096)
F-15DJ(92-8096)

ノーマル塗装の096号機も負けずに目一杯捻った!

●F-15DJ(92-8070)
F-15DJ(92-8070)

F-15DJ(92-8070)

ちょっと浅いけど、こちらも結構捻ったぞ070号機。

●F-15DJ(72-8090)
F-15DJ(72-8090)

F-15DJ(72-8090)

3rdの捻りはどれも中々良かった!

しかしこのあと、🐸も負けてはいなかった!

●F-4EJ改(97-8422)
F-4EJ改(97-8422)

いいねぇ! 怪鳥の名に相応しい。やっぱり大きいけど線が細いイーグルとは違い、重厚さはファントムですね。
ただ、この時間はすでのこの撮影ポイント、逆光でして、実は撮って出しのファントムは、露出補正で+0.7でしたが、それでも真っ暗でして。
カラーコントロールポイントで、一部明るさを上げています。本来良いやり方ではないですが、仕方ないですね。

●F-4EJ改(17-8440)
F-4EJ改(17-8440)

捻りが早くて真下になっちゃったけど、このツッコミはそうそう見られないぞ!

●F-4EJ改(57-8355)
F-4EJ改(57-8355)

本当にドン曇りだけが残念だけど、このツッコミは最高!
この日の天候、ちょっと前までの予報では雨だったので、降らなかっただけでもラッキーと思いましょう。

●F-4EJ改(37-8315)
F-4EJ改(37-8315)

真横キタ~!! 改型現役最古参の315号機、オジロから🐸に衣替え?しても元気ですわ!

では、この日最後の降りの撮影に移動します。

【百里基地】19/7/11の記録52019年07月16日 06時35分

いよいよラストです。夕方になり、3rdで上がったイーグルとファントムが降りてきます。
R/W03の近いポイントに移動。まずはファントムからでした。

●F-4EJ改(57-8355)
F-4EJ改(57-8355)

F-4EJ改(57-8355)

355号機はまずフライパス。

最初に降りてきたのは…

●F-4EJ改(17-8440)
F-4EJ改(17-8440)

440号機はでした。

アグレスフライパス

上空ではアグレスもフライパス。


●F-4EJ改(57-8355)
F-4EJ改(57-8355)

355号機も降りてきました。

●F-4EJ改(37-8315)
F-4EJ改(37-8315)

最後に315号機。何れの機体も、右にDBSS、左にAAM-3を搭載していました。

そしてアグレッサーも降りてきました。

●F-15DJ(92-8070)
F-15DJ(92-8070)

F-15DJ(92-8070)

写真では見えませんが、左側にAAM-5を搭載しています。
AAM-3から大幅改良されて、AIM-9Xと同世代だけあり、能力は高いとされています。
AAM-5搭載のF-15DJに、果たして古いF-4EJ改は牙をむくことができたか?

●F-15DJ(72-8090)
F-15DJ(72-8090)

●F-15DJ(32-8083)
F-15DJ(32-8083)

083号機のコパイさんからお手振りいただきました!
このポイントでは周辺に撮影者はいなかったので、ラッキーでしたね。

●F-15DJ(92-8096)
F-15DJ(92-8096)

遠方に旅客機が。

F-15DJ(92-8096)

これでアグレス祭りは終了です。
翌日朝には帰っていったようです。

●EASTER JET B737-800(HL8029)
EASTER JET B737-800(HL8029)

096号機に見切れていた機体はこちら。
初めて見た、イースター航空。どこかと思ったらハングルの文字があるので、韓国ですね。
格安航空で、茨城から韓国まで、最安値特別会員で2000円、割引運賃で4500円から。マジか~、国内便より安い。ここまで安いと逆に不安ですね…。現在は火木土曜日のみの運行。普段その曜日に来ないので、今回たまたま木曜の撮影で、初めて見た次第。

韓国との関係は相当悪化していますからね、今後この便が増えることはなさそうですね。

【松屋酒造】流輝 純米 夏囲い 無ろ過生2019年07月17日 06時24分

久しぶりに流輝(るか)買ってきたぞ~

【松屋酒造】流輝 純米 夏囲い 無ろ過生

流輝 純米 夏囲い 無ろ過生です。この時期限定の夏酒。

夏は日本酒が一番売れなくなる季節です。なので、夏酒といえば、さっぱりすっきり下味に仕上げる酒蔵は多いのです。
流輝も夏酒は例年、(流輝の中では)さっぱり系な感じになるはずですが、今年はどっこい結構どっしり、それでいながら流輝らしい甘さは健在。酸味と苦味は少なめ。
ガス感もあり、開栓初日は微発泡。日にちが経過するにつれ、甘みがぐっと増してきました。

毛ガニ!

なお、今回は毛ガニがお供でした♪

【湯川酒造店】十六代九郎右衛門 純米吟醸 活性生にごり2019年07月18日 12時26分

【湯川酒造店】十六代九郎右衛門 純米吟醸 活性生にごり

昨日と今日、息子が熱を出してお休みしております。
今手足口病が流行り始めているとか聞きましたが、今のところそれとは関係なさそうです。

さて、昨日は仕事は休みでしたが、前から飲み会の約束をしていて幹事だったので、仕事上がりの妻とバトンタッチして、いつもの行きつけへ行ってきました。

相変わらずどの日本酒も美味しいお店なのですが、ひときわ印象に残ったのは、写真の十六代九郎右衛門 純米吟醸 活性生にごりですね。

季節限定のお酒で、冬バージョンなので、もうこの時期は一般には手に入らないものですね。

もうフレッシュで、どぶろくのような甘さ、それでいて苦味と酸味も程よくあります。プチプチ感もあり、家にあったら、すぐ飲んでなくなってしまいそうなお酒でした。

Xperia XZが限界なので、Xperia 1を導入してみた2019年07月19日 06時33分

Xperia 1(SO-03L)とXperia XZ(SO-01J)
1年半前に、酒瓶を当てて液晶破壊させてしまったXperia Z2の代わりとして中古で導入したXperia XZ(SO-01J)ですが、内蔵メモリ(RAM/ROM)の不足が顕著に。

ROM32GB(書き込みできるのにROMというのも変な話だが、スマホ業界ではなぜかROMと呼ぶ)で、すでに使用量85%近く。使用頻度が低いアプリは削除すれど、それでも割と色々使うので、容量不足が顕著。

SDカードにアプリを割り当てられなくもないが、そうなると今度は読み書きが遅くなる。

加えてメインメモリも、3GBは心許ない。だって、Xperia Z2から変わっていない容量。
常駐ソフトも多い昨今、こちらも調べるとメモリ平均使用量が9割と、かなりカツカツ。

導入時のAndroid6.0のときはサクサク動いていましたが、Android8.0となってからは、結構重たくなってしまいました。

今や、ネットバンキングの認証にFelicaは、生活の一部となっていますから、スマホがこの状態では今後色々不安も出てくるし、XZ自体デビューから3年、壊れてから買い換えるより、予備役にすることにしました。

で、新たな相棒はXperia 1(SO-03L)です。白ロムの新古品。ゲオの赤ロム保証付きです。

IIJmioのSIMにして3年経ちますが、キャリア端末はもう使いたくないなと思って、GoogleのPixel3とか、SHARPのSH-M10とかも考えたのですが、Pixel3は値段の割にスペックがいまいち(あの値段でメインメモリ4GBはないだろう)。
SHARPはいい線いっているのですが、ROM128GBのみでMicroSDカードが使えない。
割とスマホに音楽入れて聞いているので、容量を増やせないのはちょっと…

かと言ってiPhoneはAppleがんじがらめが嫌いなので選択肢にナシ。

でもって、実は自分、ソニヲタだったりします。ええヘッドフォンなんか結局なんだかんだでSONY好きですし、カセットのウォークマンやディスクマン(CDウォークマンの前身)の頃からのSONY好き。CRTはトリニトロン以外選択肢にありません、って感じなので(笑


レビューはぼちぼちしていこうと思います。
流石に各種レスポンスはXperia XZとは比較にならないくらい速いです。

Xperia 1とXperia XZをベンチマークで比較してみた2019年07月20日 07時05分

もうね…、あまりに表題のこの2機種の快適度が違いすぎて、ベンチマークで比較してみました。
Xperia 1、全てが快適です。Xperia XZのAndroid8.0以降でもたつきがひどく、イライラしていたことが嘘のように快適です。

ベンチマークソフトは、スマホでは有名なAnTuTu Benchmarkです。

Antutu Benchmarkde

横にすると、21:9の横長具合が顕著なXperia 1(左側)。
ディスプレイも、Xperia 1では有機ELパネル、XZはIPS液晶パネル、コントラストでは当然有機ELに軍配が上がりますが、輝度だけで言えば液晶パネルにはかないません。
この辺り、屋外で使うことの多いスマホでは意見の分かれるところではあります。

で、ベンチマーク結果はこちら。

▼Xperia 1(SO-03L)
Xperia 1のAntutuスコア

下の広告がうざい…。ストレージは現時点で内蔵もSDカードも余裕があります。だまされないように。
さすが、CPUはオクタコアのQualcomm Snapdragon855だけありますね。

Xperia 1のスコアは総合6位!

総合スコアは6位とかなり良いですね。


▼Xperia XZ(SO-01J)
Xperia XZのAntutuスコア

いやはや…3年の差はこんなにあるのですが! Windows98の頃のパソコンを彷彿とさせますね。あの時代は3ヶ月毎にCPUが早くなっていましたが、あの時代ほどではないにしろ、スマホはまだPCより伸びしろがあるのでしょうね。

Xperia 1のスコアは総合51位と残念な結果

総合スコアは51位と残念な結果ですが、50位のSamsung Galaxy A9(2018)と大差はありません。
Galaxy A9は昨年のモデルで、CPUはミドルクラス用のQualcomm Snapdragon660が搭載されていて、メモリは6GBか8GBと、Xperia 1と同じか多いくらい。Xperia XZは3GBです。
ミドルクラスCPUのスマホと変わらないXperia XZですが、3年前の上級CPUであるQualcomm Snapdragon™820が搭載されていますから、メモリが不足気味な以外は、今どきのミドルクラスくらいの実力があり、そこはさすがに当時のハイエンドクラスだけありますかね。


最後に、AnTuTu Benchmarkの比較結果はこちら。

  Xperia XZ(SO-03L)  Xperia XZ(SO-01J) 
総合スコア   347382  134759
CPU  113128  36768
GPU   156325  62325
UX  67655  31604
MEM  10274  4062

総合スコアでは2.5倍以上の差が…。そりゃ体感でも差が出ますね。


さて、Xperia 1では、ライバルに遅れていると言われていたカメラにもテコ入れが入り、3眼カメラとなりました。
従来の標準(135判換算26mm)以外に、望遠(52mm)、超広角(16mm)の3種類のレンズとセンサが独立して搭載されています。
何れも1220万画素です。
写真をやっている人間感覚からすると、26mmは広角、52mmは標準、16mmは超広角というイメージですが、従来のスマホは単眼カメラの機種は、概ね26~28mmのレンズの搭載が多いですね。

というわけで、カメラレビューもしてみたいと思います。
個人的に、物撮りするのに従来のスマホのレンズは広角すぎて、歪んで嫌いだったのですが、52mmレンズ搭載で、これがもう少し自然に撮れそうです。

2000年10月14日 小樽港に寄港した空母「キティホーク」を見学した12019年07月21日 09時25分

当HPにも掲載している、2000年10月14日、小樽港に寄港した米空母「キティホーク」(CV-63)、2000年当時掲載した記事も、20年近く経過した今、当時の画像は、今や貴重なものとなりつつあるわけですが、如何せん掲載写真は、当時のパソコンの解像度(800X600)を意識したものであり、今となってはスマホですら、この低解像度では鑑賞に耐えません。
記事も、まだ学生だったYamaroが当時書いたものです。

ということで、写真をスキャンし直し、記事も書き直していなと思って、スキャンを開始しました。
いずれはHPも改定しますが、まずは写真を。

石原裕次郎記念館近くの勝納埠頭に停泊する空母キティホーク

今は閉館し解体してしまった、石原裕次郎記念館。その向こうにある勝納埠頭に停泊する空母キティホーク。
キティホークは、戦後初の米空母、フォレスタル級空母を改良した、通常動力空母としては最終世代にあたる空母でした。
当時、キティホークは、核アレルギーの酷い日本は横須賀に配備のため、通常動力空母として1998年から横須賀に配備されました。

現在では、通常動力空母はすべて退役し、原子力空母のみとなったため、横須賀にも原子力空母が配備されていますが、とにかくこの当時は残り少ない通常動力空母を、優先的に日本に配備していました。

それほど混雑はしていなかったキティホークの見学

フィルムの端の変色が始まりつつあります。右端、変色していますね。
この時は、それ以前の空母公開よりは、やや人混みも少なかったようです。
今だったら、もっと激混みでしょうね。

空母キティホークの艦橋クローズアップ

空母キティホークの艦橋クローズアップ。
最新の「ジェラルド・R・フォード」級空母と比べると、古典的な外観ですが、今現役の原子力空母「ニミッツ」級は、今もこんな雰囲気ですよね。もちろん、電装品は20年も経てば大幅に更新されています。

シースパロー発射機にはCV63の文字

シースパロー短SAM発射機にはCV63の文字と星条旗が。いかにもアメリカですね。

空母キティホークの格納庫内

いよいよ艦内へ。格納庫内は戦闘機やらでいっぱいでした。

続きはまた。

2000年10月14日 小樽港に寄港した空母「キティホーク」を見学した22019年07月22日 06時30分

空母「キティホーク」の格納庫に入ったわけですが、この時、レンズはAI AF 35mm f/2Dが最も広角。
SIGMAの28-70mmも持っていたのですが、何故かこの日は持っていかなかったのですよね。
大学生の頃のYamaroは何を考えていたのやら。

●VFA-27のF/A-18Cホーネット
VFA-27のF/A-18ホーネット

第5空母航空団(CVW-5)所属、第27戦闘攻撃飛行隊(VFA-27)のF/A-18Cホーネット、の垂直尾翼。
いや~35mmレンズでは全然引けませんな。込んでいる格納庫内、全容を撮影するのは困難。
でもまあ単焦点でこの手の撮影に挑むとは…。

ただ、この当時はフイルムで、この撮影で使ったのもSUPERIA 400、ISO400のフィルムですから、艦内のノーフラッシュ撮影は厳しく、多分少しでも明るいレンズをと、単焦点をチョイスしたんでしょうね。

なお、VFA-27は、2004年にF/A-18Eスーパーホーネット(いわゆるライノ)に機種変更し、今も横須賀所属の空母「ロナルド・レーガン」に配備されています。


F/A-18C

これ以前に小樽に空母「インディペンデンス」が来たときよりは、見学者の数は少なかったようで、今見ると全然余裕な感じですね。
今はこの手のイベントの認知度が高くなり、客数も増える一方です。

●EA-6Bプラウラー
EA-6Bプラウラー

この撮影時点の2000年には、とっくにベースとなったA-6イントルーダー攻撃機は退役していましたが、電子戦機型のEA-6Bプラウラーは健在でした。
そのプラウラーも長年運用されてきましたが、今年ついに海兵隊からも退役し、全機EA-18Gグラウラーに機種変更されました。
ところで、艦内の天井にはたくさんの増槽がぶら下がっていますね。

●P&W TF30
P&W TF30

F-14Aに搭載されていたプラット・アンド・ホイットニーのTF30エンジン。
D型ではF110エンジンに改装されましたが、この当時空母「キティホーク」に配備されていたVFA-154のF-14は、Wikipedia英g版によれば、2003年にF/A-18Fに機種変更するまで、A型を装備していたようです。

●E-2Cホークアイ
E-2Cホークアイ

航空自衛隊も所有する早期警戒機です。この当時はまだホークアイ2000仕様ではなかったと思われます。今はほぼ八翅のプロペラに改装されましたが、この時点ではまだ四翅のペラですね。

●S-3Bヴァイキング
S-3Bヴァイキング

これまた懐かしい、対潜哨戒機です。こいつも2016年には海軍から退役しました。
90年代の冷戦終了後は、対潜任務より空中給油や情報収集、対艦攻撃が主任務となり、本来の対潜哨戒はもうこの当時、行われていなかったようです。

●イージス巡洋艦「ヴィンセンス」(CG-49)
イージス巡洋艦「ヴィンセンス」

これも今は退役してしまった、イージス巡洋艦タイコンデロガ級の3番艦「ヴィンセンス」。
キティホークの随伴艦で、入港はせず沖合に停泊、隊員はボートで陸に移動していました。
ベースライン1に属する艦艇で、ベースライン0の1,2番艦と、ベースライン1の3~5番艦は、ミサイル発射機が旋回型のMk.26で、6番艦以降のMk.41 VLS(垂直発射装置)と比較して、即応性・多様性に欠けるとのことで、艦齢20年程度で早期退役しました。
すでに解体済みとのことで、たとえハイテクで高価なイージス艦であっても、部隊運用に適合しない場合は早期退役させるというのが、なんともアメリカらしいです。
2005年に退役しているため、今では希少な写真となりました。
当時使っていた望遠レンズ、SIGMA APO Macro 70-300mmで撮影。300mmでもこんな感じ。ちなみにこのレンズは今でも持っています。

続く…

2000年10月14日 小樽港に寄港した空母「キティホーク」を見学した32019年07月23日 05時36分

続き~

●空母キティホークのエレベーター開口部構造
キティホークのエレベーター開口部

何となく撮ったと思われるエレベーター開口部からみたエレベーターの底面。
まさかこの十数年後、自衛隊も、実質ヘリ空母で再度エレベーターを持つ「いずも」型護衛艦を持つことになるとは、この時は想像だにしなかったですね。

●VF-154のF-14A
F-14A

VF-154所属のF-14Aです。この当時はわかりませんでしたが、TF30エンジンであること、VF-154はF-14B/D型は装備しなかったため、A型のトムキャットとわかります。
トムキャットも米空母から消えて久しいですね。
垂直尾翼の騎士は、VF-154の部隊マークで、通称Black Knights。今ではロービジ化によって、このような派手な塗装は見なくなりました。
ちなみに、この撮影後の3年後、2003年にはVF-154はF/A-18Fに機種転換し、名称もVFA-154となっています。

VFA-154のF-14A

F-14は大きな機体ですね。
これを狭い空母で取り回すのは中々大変そう。トムキャットが早期に退役してしまったのも、後退可変翼機のメンテナンス性やマルチロール化しづらい(後退可変翼故にパイロンを用意に増やせない)というのも一因にあったと言われていますが、後継のF/A-18E/Fスーパーホーネットのほうが機体がひと回り小さく取り回しが良いというのもあったのかと想像します。

ところでトムキャットと言えば、映画「トップガン」(1986年)は今でも若き日のトム・クルーズの代表作として有名ですが、ついにその続編作となる「トップガン・マーヴェリック」が公開されることになりました!
とても楽しみ!


●VFA-195のF/A-18C(手前左)
VFA-195のF/A-18C

トムキャットに比べるとコンパクトなホーネット。すでにこの当時、主力はF/A-18C/Dに移行しつつありました。
こうしてみると、ホーネットや、少し大型化した現代のスーパーホーネットは、艦載機としては安定して完成された機体なのかもしれませんね。

エレベータ開口部から出場

エレベータ開口部が入出場口になっていました。
遠くに見える建物は、90年代に鳴り物入りでデビューした、マイカル小樽。マイカルサティとビブレが入っていました。
ご存知の通り、マイカルグループはこの次の年の2001年には経営破綻し、現在のイオングループに吸収されてしまいました。
現在は、ウイングベイ小樽として現存しますが、何度か経営破綻し、あまりうまく行ってない様子…。
この当時はまだ活気があったのですけどね。

●キティホークの飛行甲板
キティホークの飛行甲板

飛行甲板に上がりました。

EA-6BプラウラーとS-3Bヴァイキング

すでに米空母からは全て退役してしまった機体たちです。
一番左は、電子戦機のEA-6Bプラウラーで、海軍では2015年までに、後継のF/A-18FベースのEA-18Gグラウラーに機種変更されています。
お隣のS-3Bヴァイキングは対潜哨戒機でしたが、冷戦後の対ソ連潜水艦監視任務が陸上機のP-3Cに移管されたため、この時点では空中給油や対艦対地攻撃機として使用されていたようです。
これもF/A-18E/Fに取って代られており、ライノって何でもできるんだな~と思います。そりゃF-35Cの導入が決まっても、ライノが同時調達される所以です。

左舷側から艦橋を望む

EA-6Bプラウラーの真正面

所狭しと機体が並んでいて、世界最大級の米空母と言えど、決して余裕があるわけではない、と言うのがこの時のYamaroの感想でした。
飛行機からしたら、猫の額のような場所に着艦するわけです。
写真はEA-6Bプラウラーの正面。
乗員4人で、乗員レイアウトは車のような感じです。空中給油プローブが、正面から見て左側にオフセットしているのは、パイロットが空中給油時に、プローブと一直線上に機体を調整しやすくするため。
ちなみに、残り3人の乗員が電子戦士官となり、前関左側が通信妨害、後席2名が電子妨害、対レーダー攻撃を担当します。

続く…