廃墟における新聞は時代の生き証人 ― 2019年06月26日 06時39分
とカッコよくタイトルを書いてしまったけど(笑)、でもホントそうなんですよ。
その廃墟がいつ頃から廃墟となったのか、その当時の時代背景とか、あれこれ想像を巡らせられます。
そしてその中の広告もまた、その当時を知るための貴重なものとなります。
こちらはもう10年以上前の撮影。
1970年3月17日の毎日新聞東北版。
キューピーコーワ80、俳優はえーっと…名前が思い出せません。
この時代からキューピーコーワってあるんですね。
そして下はマツダファミリアの2代目です。
ファミリアも乗用版がアクセラ→Mazda3となり、なくなって久しいですが(バンのみOEMとして名前は残っていますが)歴代ファミリア唯一のロータリーエンジンを搭載したファミリア。さぞかし燃費が悪かったことでしょう(笑
この時期のマツダはロータリーエンジンに苦心し、それこそファミリーカーのファミリアにも、マイクロバスのパークウェイにも、高級車のルーチェ、スポーツカーのコスモと、なんでもかんでもロータリーエンジンを載せていた時代です。
高回転型で低速トルクが薄かったロータリーエンジン、結局の所最後まで残ったのはスポーツカーのみとなり、それもRX-8を最後に消滅してしまいました。いや正しくは休眠でしょうか?
広告の2代目ファミリアのロータリー、59.8万円という価格は、今の水準だと187万円程度だそうです。今のMazda3が218万円からの価格なので、当時としてもそこそこ安かったのかな?
Mazdaは21世紀初頭までは安売りメーカーだったので、今の欧州思考、高級志向のマツダとはあまり比較できないかもしれませんが。
もう1つ載せようと思いましたが、今日はここまで。
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