ニコンミュージアム企画展「コレクション展」を見てきた その12019年06月06日 06時30分

ニコンミュージアムの4月2日~6月29日までの企画展である「コレクション展」
今月いっぱいだったので、時間ができた昨日の午後、行ってきました。

ニコンミュージアム企画展「コレクション展」

コレクション展とは何ぞや? 誰にとってのコレクションなのか? 上の展示だけではピンときませんが…

ニコンミュージアム企画展「コレクション展」の説明書き

だそうです。4万点もの資料を所蔵しているのもすごいですが、要はその中でも珍しいものを展示しているということでしょう。

まずは入ってすぐの展示から。

●カリプソとニコノス
カリプソとニコノス

ニコンがかつて販売していた水中カメラ「ニコノス」ですが、元を正すと、フランスの潜水具メーカーである「ラ・スピロテクニーク」が発売していた「カリプソ」が原型でした。
そのカリプソの製造販売権がニコンに譲渡されて、それがニコノスになったそうです。
なるほど、初期のニコノスがにほんのかめらっぽくないでざいんだったのは、元々がフランスのデザインだったからですね。

●Nikon S3M
Nikon S3M

Nikon S3Mです。これはどこかで見かけたことがあります。
ハーフ判に改装されて秒9コマ達成。当時のフォトジャーナリスト向けだったのでしょうね。
長尺フィルムバックがかっこいいですね。
背後に反射して写っているのはバッテリケースです。

●Nikon F2MD + MF2 + AI Nikkor ED 200mm F2 (IF)(報道用) 
Nikon F2MDとAI Nikkor ED 200mm F2(IF)(報道用)

Nikon F2モータードライブに取り付けられた長尺フィルム用のフィルムバックMF-2。
先程のS3Mが可愛く見えてしまうくらい、巨大なフィルムバックです。100フィートフィルムを装填して750枚撮影が可能。
デジタルなら、小指の爪ほどのmicro SDカードに千枚以上の撮影も当たり前の時代ですが、フィルムの時代は物理的に大きくするしかありません。まず手持ち撮影は不可能でしょうね。

200mm F2、所謂「ニーニー」は、現在もAF-Sレンズで販売されていますが、元々は室内競技撮影のための報道用だったのですね。


今日はここまで。