COOLPIX5400のRAWで撮った足尾銅山精錬所建物2019年05月16日 06時59分

2006年4月にCOOLPIX5400でRAW撮影した、足尾銅山精錬所建物。
懐かしい。

COOLPIX5400のRAWファイルをViewNX-iで現像

2007年頃から解体が始まり、現在は更地になっています。ストリートビューで確認できますね。

上の写真は、ViewNX-iで撮って出しのままJPG変換したもの。色が不自然に青っぽく、空に引っ張られて建物は暗すぎます。
来れた多分当時意図的にそうしたのだと思います。というのも、大昔のコンデジですから、ダイナミックレンジは極めて狭く、白飛びしやすかったからですね。
FW1.4でRAWでに対応したCOOLPIX5400でしたが、残念ながら当時のNikonのコンデジのRAWは、調整できるパラメーターはたかが知れていて、現在の機種のようにピクチャーコントロールも使えませんし、Dライティングなども使えません。
最新のCapture NX-Dでも、調整可能な項目は昔と同じ。

ですが、サードのRAW現像ソフトなら話は別です。
一時期限定無料配布されていた、SILKYPIX Developer Studio6をインストールしていたので、これを使って同じファイルを現像調整してみました。

COOLPIX5400のRAWファイルをSILKYPIX Developer Studio 6で現像

HDRの項目を調整して、明暗差を詰めてみました。ホワイトバランスも調整し、これが実際の現場の雰囲気に近い感じでしたね。
と同時に、絵が眠いことも克明にわかりますが、これは微妙にぶれているからです。
手ぶれ補正もなければISO感度も400までしか上げられないですからね。
シャッタースピード1/15秒。かなりきつかったですね。

それでも、ノイズは少なく、CCDらしい描写もまた、COOLPIX5400の良さでもありました。小難しいカメラでしたね。