SONYのαシリーズをお店でいろいろ触ってみた雑感2019年04月03日 05時54分

既に何度か触っていますが、ミラーレスカメラも充実してきている昨今、改めてSONYのαを試してきました。

結論から言うと、SONYだとしたら、自分の撮り方ならα9一択かなと思いました。

ILCE-9

●圧倒的なブラックアウトフリー連写

これに尽きます。
ミラーレスでありながら、これがまともに出来ているのはα9のみ。
OLYMPUSのE-M1Xはまだ触っていないので不明ですが、少なくともE-M1IIはブラックアウトフリーであっても、ローリングシャッター歪もそうですが、そもそもEVFの遅れが目立ちます。AFすっぽ抜けも含めて。
それと比べると、ローリングシャッター歪が少なく(ゼロではないがほぼ気にならない)、EVFの遅れもほぼ気にならない、ほぼビデオ撮影している感覚のα9は圧倒的に使いやすいのです。

もっとも、撮っている感が希薄、なのは電子シャッターのカメラならではで、これは同様に高速連写可能なNikon 1シリーズでもそうでしたね(あちらは圧倒的にバッファが少なく、ブラックアウトもしますが)。
秒20コマも正直いらないし、実は秒20コマ出せるのは条件があったり(条件が、ってところがミラーレスではSONYに限らず多い気がする)しますが、余裕があるというのは素晴らしいこと。


●αのEVFはやっぱり不満

残念ながら、αシリーズはどれも解像感に欠けるEVFでした。
Nikon ZはEVFの欠点があまり気にならない解像度を有しています。MFもストレスなく出来ます。
比較すると、αはまだ良くも悪くもEVFだなと言う解像感。特に光っているものを見ると、シャギーを感じます。
一部カメラのEVFは、カメラを振ると表示がカクカクして、とても動きモノには使えない感じでしたが、αに関しては、それは気にならなかったですね。
新しいPanasionic S1/S1Rがどの程度良いものなのかが気がかりですが、とにかく、まだEVFの解像感のイマイチ感は感じさせます。最も、次のモデルでは改善されるだろうなとは思っています。


●OLYMPUSほどではないが分かりづらいメニュー

カメラもいろいろ触っていると、直感的でわかりやすいメニュー、そうでないメニュー、わかってきます。
OLYMPUSはとにかく使いづらかった。階層が深いし、メニューの関連付けもイマイチ。2年ほど使って最後まで慣れなかった。
しかもOLYMPUSの場合、機種によっても表示の仕方が違う。カメラ自体は良かったのに、残念。

SONYはというと、もう少し整理はされているものの、なんだかパソコンのBIOS(UEFI)設定みたいなんですよね。メインのメニューが横並びのタブになっていて。
それはそれで良いとしても、いちいち一番上に戻らないと横移動できないのがマイナス点。
タッチパネルならいいのですが、α9はタッチパネル非採用。後継機種はタッチパネルになるのでしょうけど、現時点ではすばやく設定できないのが難点。


●現時点で最強連写機なのは間違いなさそう、ただし望遠レンズが…

α9、ファームウェアも5.0と着実に進化して、かなり良くなっているとの報告をTwitterでもチラホラ見かけます。
ただ、私の周りでは、未だ飛行機撮影で使っているのを見たことはないです。
というのも、飛行機撮影には望遠レンズのラインナップが、単焦点にしろズームにしろ不足しています。

FE 400mm F2.8 GM OSS
FE 400mm F2.8 GM OSS

Eマウントでは、執筆時点で400mmまでの望遠レンズしかなく、Aマウントでも500mm。
飛行機撮影では、500mmが広角、600mmが標準レンズなんて言われたりする世界。SIGMAやTAMRONからも150-600mmは、まだCanon EFマウントかNikon Fマウントの一眼レフ用しかなく、レンズの選択肢がないからです。

しかし、オリンピックに向けて、SONYも500mmや600mmレンズも開発中とのこと。恐らく、年内には動きがあるでしょう。
もっとも、高価な単焦点超望遠レンズばかりでなく、サードを含めた望遠ズームが出始めたら、そこが本当に転換期となり、飛行機撮影分野でも、ミラーレスが出回るようになるのではと。


●2020年の東京オリンピックは各社勝負の時

興行的にも工業的にも(笑)、ビッグマネーが動くオリンピックが節目となるでしょう。
CanonもNikonも、次のフラッグシップ機はまだ一眼レフになりそうな感じですが、それとは別にミラーレスもフラッグシップモデルを出して、是非市場を盛り上げてほしいなと。
もちろんサードを含め、レンズの充実は言うまでもないですね。