Panasonic LUMIX S1/S1R海外発表に思う2019年02月02日 07時40分

Panasonicが2月1日、日本国内に先立ち、海外でフルサイズミラーレス一眼のLUMIX S1/S1Rとレンズ3本を発表しました。

Panasonic LUMIX S1
Panasonic LUMIX S1

24.2MPのS1と、高解像度の47.3MPのS1Rの2本立ては、以前より発表されていましたが、今回細かなスペックも出てきました。

◆連写性能
気になっていた連写速度は、どちらも同じ、AF固定で秒9コマ、AF追従で秒6コマと、やや物足りない印象。特にS1は24.2MPとデータ処理的にはさほど重くないであろうだけに、像面位相差AFを使わない、Panasonic独自の空間認識コントラストAFのみでのAF追従は、フルサイズセンサーだと被写界深度が浅いだけに、より精度が要求されることは想像に固くありません。
それを考えると、SONYのα7III は、フルサイズでAF/AE追従で秒10コマですから、やはりフルサイズミラーレスの先駆者だけありますね。

フルサイズミラーレスの場合、パッと見のカタログスペックだけでは鵜呑みに出来ないのは、RAWの12bitか14bitか、AF追従か、AE追従か、使用するレンズなど、条件次第でずいぶんスペックが変動するということ。
この辺りの不確定要素が、まだまだ発展途上なのかなと思わせてしまいます。

また、連写で気をつけなければならないのはバッファとメモリカード。
αはダブルスロットでも、片側がUHS-II、もう片側はUHS-Iで、同時記録だと遅い方に引っ張られてしまうと聞きます。
見かけ上の連写速度は良くても、バッファが少ないNikon Z 6もありますからね。


◆AF
Panasinic独自の空間認識コントラストAF(DFD)に、今流行りのAIによるディープラーニングで精度が向上する機能が追加されています。
コントラストAFのみというのは、鬼門なんですよね。これは手持ちのG7MK2や、その前に使っていたOLYMPUSPEN E-P5でもそうでしたが、突如AFが抜けるとか、ピントが明らかにずれているのに合焦していると誤認識することがあります。
マイクロフォーサーズより更にピント精度が厳しいフルサイズ機だけに、動態相手にどの程度追従してくれるかが気がかりです。
今の所、AF追従の連写速度が遅いことからも、動態撮影時のAFは、あまり期待できないかなと思いますが、果たして予想を裏切られるかな?


◆動画
いずれの機種もフルサイズ機初?の4K60pに対応。ただし、S1Rが画素混合の全画素使用の4K60pに対応するのに対し、S1は60pはAPS-Cにクロップされてしまいます。
Log記録は有償対応ということですが、これはプロ向けのものなので、一般ユーザーにはあまり関係ないかな?


◆サイズ
Nikon D850 VS Panasinic S1R

このページで比較できますが、面白い結果です。なんと、一眼レフのD850よりS1Rのほうが重たいのです。
D850は高さのみS1Rより高いですが、それ以外の項目はS1Rのほうが大きいのです。

Nikon D850 vs Panasinic S1R Top

グリップも、D850よりS1Rのほうが分厚いのです。D850が持ちやすいグリップを目指した結果、先代のD810より厚みを少し減らしたのとは対照的です。
果たして持ちやすさはどうなのかな?


◆その他
ファインダは0.78倍の576万ドットと、これまでのどのEVFよりも高精細です。
背面液晶は210万万画素のタッチパネルです。
しかしこれだけ大きいボディで、公証撮影枚数は380枚。バッテリ容量は3050mAhと大容量にもかかわらずです。
Nikon Z 7は、1900mAhのEN-EL15bでほぼ同じ400枚、D850はミラーレスではないだけに、1900mAhのEN-EL15aで1840枚ですから、S1シリーズは相当画像処理などで電力消費しているのでしょうね?



そんなこんなで、割と期待しているフルサイズLUMIXですが、あとはレンズも気になるところですね。LアライアンスにSIGMAが入っているので、期待はできそうですね。