ベローズPB-4を使って接写してみた(その2)2019年01月13日 07時20分

ベローズPB-4に、今度はEL-NIKKOR 50mm f/4を取り付けてみました。

EL-NIKKOR 50mm f/4 + PB-4

EL-NIKKORは引き伸ばし機用ですが、こうした接写撮影にも使用可能です。
EL-NIKKOR自体はL39スクリューマウントで、今回はL39→M42ヘリコイドユニット→Fマウントアダプタを使用して取り付けていますが、ベローズなのでヘリコイドユニット自体はなくてもよく、そのうちL39→Fマウントアダプタは入手したいと思います。

EL-NIKKOR 50mm f/4 + PB-4

絞りはf11に設定していますが、ベローズは、元々撮影用レンズでもないので自動絞りはないEL-NIKKORであろうが、Fマウントレンズであろうが、絞りは実絞りなので、絞るとファインダは暗く、ライブビューでも限界がありますので、まずは絞り開放でピントを合わせてから所望の絞りに設定する必要があります。

EL-NIKKOR 50mm F4 + PB-4で撮影

わかりにくい被写体なので、若干シャープネスは上げていますが、なかなかどうしてMicro 60mmよりよく写りますね。
元々、引き伸ばし機用レンズとしての撮影倍率に近いからなのかな? 中間リングやベローズでの接写に耐えうるレンズですね。
こんなにコンパクトなレンズが、フルサイズのイメージサークルをカバーするのは面白いですね。

せっかくなので、同じEL-NIKKORで、わかりやすい被写体も撮ってみました。

液晶ディスプレイを接写

ハイビジョン以前のブラウン管テレビだと、目を近づければ走査線が見えましたが、最近の液晶ディスプレイは、目を近づけてもなかなか見えないものです。
こうしてRGBのカラーフィルタの色の組み合わせで発色しているのがよくわかりますね。

一万円札を接写

こちらも接写の定番、一万円札のクローズアップ。
「日本銀行」の「銀」の文字は、インクの厚みが感じられます。また紙の繊維質も見えます。

一万円札のクローズアップ

鳳凰像のクローズアップ。
いや本当に細かい! ここまで細かい印刷、よくできるなぁと感心します。

植物なんかも撮ってみたいですね。