ベローズPB-4を使って接写してみた ― 2019年01月12日 07時59分
昨日届いたベローズで、早速遊んでみました。
ボディはD810を装着。
ベローズNikon PB-4は、40年以上前のものですが、現代のデジタル一眼レフにも、おなじFマウントなので問題なく装着可能です。
ベローズ側のボディ装着側マウントは、露出系連動や絞り連動などの機構は一切ないシンプルなものです。
ただし、当時のフィルムカメラの形状に合わせて作られているためか、グリップの大きいデジタル一眼レフでは、ボディ取付時にグリップがPB-4に干渉してしまいます。このため、中間リングをボディとPB-4の間に噛ますことで、干渉を防ぐことが出来ます。
Nikonの中間リングだと、PK-12より長いチューブを挟めばよいかと思います。写真はPK-12を使っています。
まずは、AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dで撮ってみます。
被写体はこちら。
先日妻がアウトレットで買ってきたゴディバのチョコレートです。
AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dは、それ単体で等倍撮影が可能です。
最短撮影距離の等倍撮影で撮ると…
直径3cmくらいのチョコが画面いっぱいに写ります。
これに中間リングPK-13を挟んでみると…
さらに寄って撮影できます。これでもだいぶ寄れる感がありますし、使い勝手は中間リングだと、レンズとボディの間に挟むだけなので、悪くはありません。
当然マクロ領域なので、被写界深度は浅く、ピントはシビアです。
なお、Nikonの中間リングは昔からあるものなので、電子接点がないために、レンズのCPUは使用できなくなります。
また、マニュアルフォーカスになりますが、マクロ領域はAFは使い物になりませんので、それはそれで問題ないでしょう。
D810やD850など、Nikonの中級クラス以上の一眼レフには、非CPUレンズもマニュアルで焦点距離情報や最小絞り情報を設定できます。これらはAIレンズであれば、絞りリングの動きと連動して、絞り値をボディ側に機械伝達できます。
上の写真は、Exifではレンズが58mmとなっていますが、これは非CPUレンズで60mmという焦点距離が、Nikonにはなかったからです。
ちなみに、電子接点を備えた中間リングは、KENKOから発売されていますので、D5000系やD3000系のボディやGタイプレンズを使うのであれば、そちらのほうが便利でしょう。
さて、いよいよベローズPB-4を使用した写真です。
おお! ぐっとよれますね。
ただ被写体が平面で変化があまりないのが残念。
埃まで写っていますね(汗
次回はEL-NIKKORを付けてみましょう。
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