3Dプリンタの今2018年11月24日 07時57分

工業系な会社だと、もう3Dプリンタを導入している企業も多いかと思いますが、自分のところの部署も、とりあえず試作のために安いのを導入しようということになり、この何ヶ月か、勉強したり資料集めたり、代理店に行ったりしておりました。

それ関連で、行ってきたのが3Dプリンタ導入講習。

スプリングを3Dプリンタで

現在では大まかに7種類の造形方式があり、その中でさらに各社特徴を出しつつ…といったところでしょうか。
粉末の金属をレーザー焼結することで、現在では金属の3Dプリンティングも盛んで、既に航空業界では金属部品を3Dプリントする実例も増えています。
ポルシェも、クラシック911なんかの部品を3Dプリントして販売するなど、今後この分野は3Dが増えていきそうですね。
クラシックカーの部品は、従来のように部品の金型を持っていても、製造数が少なければ金型の維持だけでもお金がかかりますが、3Dプリンタなら3次元データさえあれば、好きな形で好きな数だけ製造できるため、1000個以下の製造であれば、3Dのほうが安上がりになるのだとか。

FDM方式で高額機種と低価格機種の比較

こちらは最もポピュラーなFDM(Fused deposition modeling)方式で製造したガラケーのモック。
いわゆる、樹脂を溶かして線状に積層していく方式で、今では3万円程度の安価なものから、1000万円を超えるものまで幅広く採用されています。
左の黒いのが、この方式の老舗、ストラタシスの数百万円の機種で作ったもの、右がメーカーは忘れましたが、50万円の機種で作ったもの。
一見大差ないですが、細かいところを見ると、安い方は積層が少し不均一だったりします。
ただ、これは数年前の作ったものだそうで、今ではこれより安価な機種でも、もう少し精度良くできるそうです。

金属3Dプリント

こちらは金属で3Dプリンティングしたサンプル。
この方式は、上にも書いたように、金属の粉末をレーザーで溶かして焼結させているものですが、この方式の欠点としては、丸穴の細かい部分は穴が塞がるなど、その精度出しが難しいのだとか。
ただ、後から加工することで精度は出せなくなないようです。また、今では鋳造とほぼ同じかそれより強度がだせるそうです。
鋳造より複雑な形状も作れるため、今後金属部品の製造や開発手法そのものが変わっていきそうです。

金属3Dプリント

こちらは樹脂ですが、HPのJet Fusionという機種で、粉末樹脂に溶解促進剤と特殊な接着剤を吹き付けることで、従来のレーザー焼結より高速にプリント可能なのだそうです。
いやはや色々なやり方があるものです。

インクジェット方式の3Dプリント

最後に、このカラフルなものも3Dプリンティングしたサンプルで、これは樹脂をインク状にして吹き付けたものを積層するそうで、特徴としては異なる色や材質のものを同時に造形可能なことだそうです。
ただ、樹脂の耐久性が低いとか、管理が面倒とか、欠点もそれなりにあるようで。


FDM方式以外は、どれン千万円クラスの高価なものが多いので、一般的なものではないですが、この業界は確実に進歩している感じです。
仕事もそうですが、趣味にも活かせますからね、3Dプリンティング。

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