SILKYPIX Developer Studio 6期間限定ライセンス無料公開2018年07月04日 06時17分

市川ソフトラボラトリーが30周年記念ということで、18年9月2日まで、現行の2世代前となりますが、RAW現像ソフトのSILKYPIX Developer Studio 6が期間限定でライセンス無料公開されています

SILKYPIX Developer Studio 6

Ver6が最終更新されたのは、2016年の5月ということで、それ以降に発売されたカメラには対応しません。
Yamaroの手持ちのカメラでは、Nikon D850やPanasonic DMC-GX7MK2は非対応となります。
が、D810は対応しますし、それ以前に使っていたカメラのRAW現像には対応できるため、せっかくなので入れてみることにしました。

ちなみに、Panasonic GX7MK2には、SILKYPIXの機種限定版である、SILKYPIX Developer Studio 4.4SEが無料で使えます。

2007年3月、埼玉は白岩廃集落に出向いたときの写真、当時はメインはフィルムのF90Xsで、サブでCOOLPIX5400(E5400)を使っていた時代です。
COOLPIX5400は、ファームウェアVer1.4でRAW撮影に対応しました。
ただ、当時のCOOLPIXはただでさえAF合わない、レスポンスとろいだったのに、更にRAWで撮影すると、1枚撮影ごとに書き込みに10秒程度かかっていたため、あまりRAWで撮ることはなかったですね。当時はRAW現像ソフトも持っていなかったですし。

そして、COOLPIX5400のRAWファイルは、Nikon純正のCapture NX-Dで現像しても、調整できる項目は極めて限られます。
当時はピクチャーコントロールもまだなかったですし、単純に色調やホワイトバランス程度しか変更できません。

さてそれをSILKYPIXで現像するとどうなるか?

COOLPIX5400のRAWファイルとSILKYPIX Developer Studio 6で開く

わ、画面がCapture NX-Dに似ている! というか、こちらが本家ですね。
Capture NX-DがSILKYPIXベースと言われているのがよくわかります。
使い勝手も似ていますし、このVer6がCapture NX-Dのベースなんでしょうか?

市販RAW現像ソフトだなぁと思うのが、ちゃんとオリジナルのカラー設定が出来ることで、これはGX7MK2のVer4.4と同じ感じです。
例えば色表現は「フィルム調V2」(多分Velviaを意識している)とかが設定できるので、Capture NX-Dよりいじりしろが大きいです。
何せ、まだまともな液晶が出始めた頃で、まだCRTの時代、キャリブレーションも今のような専用システムはまだ殆どなかったので、今見ると色調が変なものもありますが、RAW現像ソフトで、そういった色調も整えられます。

ああ、あの頃もう少しRAWで撮ればなぁ。

COOLPIX5400のRAWファイルをCapture NX-Dで開く

こちらはCapture NX-Dで開いた場合。
カラー設定はグレーアウト、輪郭とか階調とか彩度を少しいじれる程度です。LCHとかトーンカーブは調整可能ですけどね。

課金制なLightroomはあまり使いたくないし、その他の市販やフリーのRAW現像ソフトはいろいろ試してみたいですね。
Capture Oneとか、RawTherappeとか。