古いCanonのコンデジ PowerShot A710ISのレンズユニット2018年06月06日 06時37分

古いCanonのコンデジ、Powershot A710 ISを分解する機会がありましたので、ちょっとだけ中身を紹介。
2006年のコンデジで、IS(手ぶれ補正)を搭載した初期のモデルになります。

DIGIC IIIが載った基板

メインボードです。この当時のCanonの画像処理エンジンはDIGIC IIIでした。
アナログ・デバイセズのAD9920Aも載っています。A/Dコンバーターですね。

AD9920A



イメージセンサ部

こちらはイメージセンサになります。
1/2.5型で710万画素のCCDを搭載していました。こうして現物を見ると、かなり小さいですね。

Powershot A710 ISのレンズユニット

レンズユニットです。ズーム機構など構造がよくわかります。
中央のレンズはISユニットです。これが2本のスプリングで支えられて、上と左にあるプレートがそれぞれ引きつけ合うことで、レンズユニットを移動させて、手ぶれ補正動作させているようです。

また、このカメラは虹彩絞りも搭載していて、最近のコンデジで多い絞りプレートを入れるか入れないかではなく、連続的に絞りを可変できるものになっています。

写真では動きがわからないので、動画をアップする予定。
こういう中身を見るのは、機械好きには勉強になりますね。