楽しいけど難しい魚眼2018年05月11日 06時58分

恵比寿ガーデンプレイスにて

恵比寿ガーデンプレイスにて。

よく魚眼レンズは、同じような絵になってしまうから単調で飽きる、なんて言われています。

個性的な写りになるから、それだけで面白いのだけれど、それは言えています。

でもね、だからこそ、使いこなしが楽しいレンズでもあるんですよ。

最近はアクションカメラにも搭載されたりと、動画用途でもよく使われるようになっています。

なのでスチルだって、まだまだ面白いと撮り方があるんじゃないかと。

そのあたり追求していきたいなと思っています。

しばらくは、あちこち持ち歩こうと思います。

【百里基地】18/5/11の記録12018年05月12日 08時41分

スカッと晴れた5/11に百里基地に出向いてきました。
午前中は、風向きからR/W21降り、せっかくなら順光で撮ろうということで、久々にセブン裏に。ここ1年位行ってなかったかな。

302SQのF-4EJ改が3機のフォーメーションでフライパス。

302SQのF-4EJ改

302SQのF-4EJ改


●U-125(39-3042)
U-125( 39-3042)

点検飛行隊のフライトチェッカーが、この日は航空施設の点検飛行をしていました。


11時過ぎ、501SQのRF-4Eと4EJ改が4機、フォーメーションにて進入してきます。

501SQのRF-4Eと4EJ改

501SQのRF-4Eと4EJ改

501SQのRF-4Eと4EJ改

501SQのRF-4Eと4EJ改

501SQのRF-4Eと4EJ改

よく見ると、先頭のRF-4EJ(77-6392)は、AIM-9Lのキャプティブ弾(訓練弾)を左右に搭載していました。
これは帰ってきて現像していて気付きました。
通常、キャプティブ弾は実際に発射するわけではないので1発搭載していれば十分なので、左側に1発のみ装着している場合が多いのですが、これは珍しいですね。

フライパスした4機がブレイクし、グルっと回って今度は着陸進入してきます。

●RF-4EJ改(77-6392)
RF-4EJ改(77-6392)

RF-4EJ改(77-6392)

RF-4EJ改(77-6392)

3枚目の写真では、AIM-9Lを左右に搭載しているのが分かるアングルです。
RF-4EJは、F-4EJ戦闘機から偵察機への転用型なので、機関砲やAIM-9Lの搭載能力はそのまま残されています。
AIM-7E/Fあたりも発射は可能でしょうけど、偵察機では運用することはないでしょうね。

左右タンク搭載(センターは偵察ポッド)、さらにALQ-131(V)電子妨害ポッドのフル装備ですね。カッコイイです。


●RF-4E改(47-6901)
RF-4E改(47-6901)

RF-4E改(47-6901)

最近洋上迷彩機は3機になったようですが、何号機が洋上迷彩になったのかな? 901号機はもう長いこと洋上迷彩です。
こちらもALQ-131(V)に3本タンクのフル装備です。


●RF-4EJ改(07-6433)
RF-4EJ改(07-6433)

こちらのRF-4EJはAIM-9Lの搭載はなしでしたが、ALQ-131(V)は搭載。
RF-4EJはともかく、丸腰のRF-4Eについては、電子妨害ポッドは必須なんでしょうね。


●RF-4E改(47-6905)
RF-4E改(47-6905)

RF-4E改(47-6905)

晴れの順光だと、洋上迷彩は映えますね。
905号機のみ、電子妨害ポッド未装着でした。

午前中の撮影は以上です。

高場池緑地広場でランチしていたら、例の春秋航空が降りてきました。

●春秋航空 A320-200(B-8435)
春秋航空 A320-200(B-8435)

AI AF Fisheye-NIKKOR 16mm f/2.8Dのフィッシュアイ補正とは?2018年05月13日 06時42分

先日導入したAI AF Fisyeye-NIKKOR 16mm f/2.8Dは、RAWで撮影し、Nikon純正のCapture NX-DでRAW現像する際に、フィッシュアイ補正を使用可能です。
これは何かと言うと、これにチェックを入れることで、魚眼レンズ特有の歪みを補正して、直線が直線として表示されます。直線が直線として…ってのは、当たり前のようですが、魚眼レンズは直線が曲がりますし、実は普通の広角レンズも、湾曲収差などでわずかに歪んでいます。
今はPhotoshopやその他のアプリでも補正可能ですし、逆に普通の広角写真を魚眼風にするアプリもあったりしますね。

ではまず補正なしの魚眼レンズの画像。Capture NX-Dで

●AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D 補正なし
AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D 補正なし

魚眼レンズ、切り取り方が難しい。
百里基地併設の茨城空港に展示されている、RF-4EJ偵察機。これより古い機体がまだ現役だったりして、IRANのタイミングとか飛行時間とか、様々な要因で退役するか否かが決まるのですね。
展示機には柵があるので、もう少し近づいて…というのが出来ないのが残念。

ではこの写真を、Capture NX-Dのフィッシュアイ補正にチェックを入れて、普通の広角レンズっぽくしてみます。

Capture NX-Dのフィッシュアイ補正
※純正の魚眼レンズであれば補正可能

AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D フィッシュアイ補正

直線が出ているのがわかりますね。もちろん、補正により切り取られる部分が多くなります。
よく補正すると画質が悪くなる、と言われていますが、思ったほど画質低下は感じません。
D810ですが、画素数に余裕があり、無理に引き伸ばしている感はあまりありません。

さらに、「画像以外の部分も含めて処理」にチェックを入れると、こんな感じになります。

AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D フィッシュアイ補正 画像以外の部分を含めて処理

処理的には、画像の隅を伸ばすのではなく、画像の中心を圧縮する感じのようで、中心部の画素数を落としてでも画質の劣化を最小限に抑える感じでしょうか。
もちろん画質の劣化は皆無ではないにしろ、これなら案外普通の広角単焦点レンズとしても使えるんじゃないかと思います。

実は身近には、防犯カメラやドライブレコーダー、インターホンのカメラなどに魚眼レンズは多く使われていて、それを感じないのは補正されているからなんです。
一般の広角レンズは、歪ませないための光学的な補正のために、どうしてもレンズが大きくなってしまいますが、魚眼レンズをつかって補正したほうが、レンズがシンプルになるようです。今はデジタル補正技術も発達していますからね。

魚眼レンズ、面白いなぁ。

【百里基地】18/5/11の記録22018年05月14日 06時32分

午後は北門に移動しました。

302SQのF-4EJ改

午前も飛んでいた302SQのF-4EJ改3機が、再び上がります。
もうこの時期ともなると、陽炎の影響がひどくて地上滑走は絶望的なわけですが、この1枚はまだそれほど影響はないですね。

302SQのF-4EJ改

改型現役最古参?の315号機も健在。1973年登録の機体ですからね、45歳ですよ! まさかこんなにおじいちゃんになるまでフライトするとは。
高校の時初めてプラモで作った414号機健在で何より。

さすがにここまで古い機体を飛ばしている先進国はなく、ファントムファンが世界から来ています。
この日もカナダ人がたくさん来ていて、その場にいた日本人より多いという珍現象発生。

301SQのカエルさんが降りてきました。

●F-4EJ改(47-8340)
F-4EJ改(47-8340)

シャッタースピード上げっぱなしでした。
この機体も1974年登録の44歳。社会人なら脂ののりきったおっさんですが、戦闘機で言えばおじいちゃんですね。


●F-4EJ改(17-8439)
F-4EJ改(17-8439)

こちらは最終号機の1つ前の439号機、1981年登録なので、新鋭機…でもないけど、F-15Jも1980年から導入されているので、実はファントム後期とイーグル前期は導入時期がラップしています。


●F-4EJ改(77-8395)
F-4EJ改(77-8395)

395号機、あまり撮影していないようで、直近の撮影記録には残っていなかったな。

●F-4EJ改(87-8404)
F-4EJ改(87-404)

F-4EJ改(87-404)

404号機も、撮っているようで直近で撮っていないようです。
着陸も陽炎の影響が出てきます。1枚目の写真の高度だとギリギリ出ないのですが、2枚目タッチダウンは陽炎の影響で解像感がないですね。

続いてカエルさんのT-4もタッチダウン。

●T-4(26-5680)
T-4


●T-4(16-5670)
T-4(16-5670)


いずれもT-4の初期の生産機体で1992年と91年の製造。ファントムに比べれば全然若い機体ですが、それでも製造から四半世紀以上経過しています。
ブルーインパルスの一部の機体は退役するものも出ていますが、ブルーほど高機動を行わない機体は、まだまだ寿命に余裕があるのか、後継機の話は聞こえてきませんね。

【百里基地】18/5/11の記録32018年05月15日 06時36分

301SQのカエルさんが上がっていき、続いて午前中にフォーメーションを見せてくれた501SQも再び上がります。

501SQのRF-4E

従来の緑迷彩と洋上迷彩、それぞれ運用上は一長一短なんでしょうが、最近3機に増えた洋上迷彩、つまりは洋上での運用、撮影機会も増えているということなんでしょうか?

●RF-4E改(47-6901)(47-6903)
RF-4E改(47-6901)(47-6903)

RF-4E改(47-6901)(47-6903)

迷彩でも、対称的な2機が、揃って離陸していきます。
ブログサイズだとあまり気にならないですが、等倍だと陽炎の影響が結構出ています。
これから夏にかけては、地上滑走撮影は厳しいです。


●RF-4EJ改(77-6392)
RF-4EJ改(77-6392)

RF-4EJ改(77-6392)

あれれ、午前中に左右にAIM-9Lキャプティブ弾を装着していた392号機、午後は外して上がるようです。

続く…

【百里基地】18/5/11の記録42018年05月16日 06時51分

先程上がっていった302SQのファントム、降りてきました。

302SQのファントム着陸進入

●F-4EJ改(87-8414)
F-4EJ改(87-8414)


●F-4EJ改(87-8407)
F-4EJ改(87-8407)

後席の方、こっちを見ています。今日もギャラリー多いなぁ、とか思ってるのかな?


●F-4EJ改(37-8315)
F-4EJ改(37-8315)

現役のEJ改最古参?の315号機も45年間日本の空を守っています。ああこいつは後何年飛ぶのかな?


続いて501SQも降りてきます。

●RF-4E改(47-6903)
RF-4E改(47-6903)

RF-4E改(47-6903)

シャッタースピード上げっぱなしだった…
止まって見えるのは残念ですが、ちょうど太陽の当たり方が真っ直ぐなので、キレイにライティングしたかのように影の少ない写真が撮れました。機体ディテールが良くわかります。


●RF-4E改(47-6901)
RF-4E改(47-6901)

続いて901号機。洋上迷彩だと、背景が緑だと逆に目立ちますね。

●RF-4EJ改(77-6392)
RF-4EJ改(77-6392)

RF-4EJ改(77-6392)

RF-4EJ改(77-6392)

この時期のこの時間、北門からの撮影は、太陽の当たり方がいい感じですね。

【百里基地】18/5/11の記録52018年05月17日 07時01分

場所を移動して、最後は茨城空港駐車場から上がりを見届けます。
実はこのポイントは初めてだったのですが、ゆったり撮れていいですね。駐車場が空いているときなら良い感じですが、混んでる時は迷惑になるので、辞めたほうが良さそうです。

●F-4EJ改(37-8315)
F-4EJ改(37-8315)

AAM-3を装着しての上がり。最古参の315号機、いつまで見られるかな?


●F-4EJ改(87-8414)
F-4EJ改(87-8414)


●F-4EJ改(67-8377)
F-4EJ改(67-8377)


●F-4EJ改(87-8407)
F-4EJ改(87-8407)


カエルさんT-4も上がります。

●T-4(06-5643)
T-4(06-5643)

T-4(06-5643)

以上でこの日の撮影終了です。

●RF-4EJ(87-6412)
RF-4EJ(87-6412)

1999年7月 北海道の…どこか2018年05月18日 06時03分

1999年7月 北海道の…どこか

タイトル通りである。どこで撮ったかがわからないが、道央の何処かではある。
学生時代、友人と遊びに行った時の撮影。

フィルムはFujifilmのNEOPAN PRESTO 100で、これは先ごろ生産終了が発表されたNEOPAN ACROSの1つ前のモデル。
粒状感は申し分ない。

1999年といえば、デジタルカメラの夜明けというか、まだまだ高価な時代だったが、それでも安いコンデジ(この当時は今からすれば全然コンパクトではなかったが…)が、出始めた時期でもある。

1999年にNikon D1が発売された。
それまでデジタル一眼レフは存在していたが、KodakからF5ベースの高価なものとか、CanonやNikon自身も出してはいたが、何百万円もするもので一般的ではなかった。
Nikon D1は、その何百万円もしたレンズ交換式のデジタル一眼レフでは群を抜いて安価な65万円となり、報道関連を中心に、一気にデジタル導入が進んだきっかけとなったモデルである。

あれから約20年、Fujifilmのモノクロフィルムは終わってしまうが、これからは多様化の時代、中小の様々な無名モノクロフィルムたちが発売されていて、これからもモノクロフィルムは無くならないでしょう。

東武動物公園に行ってきた2018年05月19日 07時37分

娘の保育園の遠足で、東武動物公園に行ってきました。
去年は行けなかったので、2年ぶりですね。

東武動物公園

誇らしげに「ハイブリッド・レジャーランド」と銘打った東武動物公園。
ようは、動物園と遊園地どちらも楽しめますよということです。
ハイブリッド車が流行りだした頃に建てた看板なんでしょう。

この日は、天気予報では曇りだったのですが、湿度が高くてわりと晴れていまして、暑いのなんの。まだ5月ですよ…。

バイソン

バイソンもぐったりです。暑いです。

羊さん

ひつしざん。100%ウールをまとい(当たり前)、暑くないんでしょうか?
娘はと言うと、「うさぎ見たい」だそうで。大きな動物より小動物のほうがいいみたい。
ということで、うさぎに澤れる場所にお友達と。

うさぎさん

モフモフ~

続いてヤギに餌やり。娘は最初ビビっていたけど(笑)、少し慣れた。

ヤギに餌やり

ヤギに餌やり


もう娘も年中なので、お友達と一緒にこうやって見てます。もう手がかからなくて楽です。

フラミンゴ

東武動物公園の遊園地


お昼ご飯を、屋根のある半屋外のステージのお座敷て食べていたら、飼育員さんと鷹?が出てきまして、これから鷹を飛ばすそうです。

鷹のショー?

慌ててレンズをAF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIに変更。

鷹

鷹

鷹

難しい! なにせ鷹は羽根を広げると大きいけど、横や正面から見ると薄い!
半屋外でコントラストもあまり出ないので、AFも背景に引っ張られるし、さらにテレコンのTC-14EIIも装着したので、AFも少し速度低下。
まともなコマはなかったけど、多少マシなのをチョイスしてみました。


まだ2歳の息子は保育園に預けてきたので、こうした写真を撮る余裕もありました。

ぞうさん

かばさん

おさるさん

猿を見ていると、おっさんっぽいなぁと思いつつ、実はおっさんが猿に近づいていっているんじゃないかという気もしました。
以上、現場からの報告を終わります(笑

SnapBridgeのスマホGPSデータ付与機能 精度は?2018年05月20日 08時06分

先日、娘の遠足で東武動物公園に行った際に、D850で撮影、SnapBridgeのBluetoothで、撮影時にはGPSデータも付与されるよう設定してあります。

その時付与されたデータは、ViewNX-iで表示することが可能です。

スマホのGPSは時々精度が極端に落ちる

こんな感じで、ピンが立っている場所が撮影場所、ということになりますが、赤丸で囲った部分は、今回行っていない場所、特に下の赤丸は動物園外です。
何故こんなことが発生するかと言うと、GPSは、複数の衛星からのGPS電波が捕捉できて、それが計算されて位置情報が分かるわけですが、補足までに少々時間がかかります。なので、A-GPS(アシストGPS)データや、携帯基地局や周辺のWiFi電波などを使用して、おおよその場所を割り出しています。

「おおよその場所」だけに、位置情報にも誤差が生じるわけです。
また、常にGPSデータを受信、計算し続けるのは、スマホのバッテリの消費量が多くなるため、間欠受信、つまり一定時間ごとの受信となります。更新間隔によっては、やはり精度に影響します。移動しているのに古いデータを使い続けるわけです。

精度を上げたければ、スマホのGPSデータの更新間隔を早めればよいのですが、スマホのバッテリ消費が激しくなるため、精度かバッテリのトレードオフです。

ちなみに、かつてNikonでは、GP-1/GP-1Aというカメラ用のGPSユニットを販売していましたが、SnapBridge搭載のカメラが増えたためか、現在は販売終了しており、後継品もありません。
GP-1は所有していますが、正直カメラ本体とユニットを繋ぐコードが邪魔なのと、GPSの捕捉が遅いなど欠点も多く、今はdi-GPSを使用しています。

di-GPS

では、di-GPSはどんな塩梅かと言うと、GP-1に比べてもGPSの捕捉スピードが早く、消費電力も1/3だそうです。
GPSを最後に補足した位置情報を保持できるため、電源を落としても、移動時間が短ければ精度は落ちますが、それなりの維持情報を保存できます。もっとも、移動距離が多いと全く見当違いな位置データが保存されるのが難点でもありますが。

2015年の海上自衛隊観艦式では、1日イージス護衛艦「きりしま」に乗艦し撮影したデータが、艦艇の航跡としてしっかり残っています。

2015年観艦式のGPSによる航跡データ

変な位置に飛ぶことはなく、誤差もせいぜい十数メートルといったところです。

今年は、朝霞駐屯地の改修工事の影響で、海上自衛隊の観艦式ではなく陸上自衛隊の観閲式になるようなので、次の観艦式までには、もう1つGPSユニットを手に入れたいですね。