【マスカガミ】甕覗2018年05月25日 06時17分

職場の上司から頂いたお酒です。
いやびっくりしました。買えば5千円もするお酒、お返しどうしようと…。

【マスカガミ】甕覗

マスカガミ(萬寿鏡)の甕覗です。まず正方形の箱に入っている、ここからして普通の日本酒ではありません。

【マスカガミ】甕覗 甕(かめ)に入っています

箱の中身です。見ての通り、瓶ではなく甕(かめ)に入っています。正直、甕のほうが高いんじゃないかと。
では蓋を開けて覗いてみましょう(笑

瓶覗を覗く

もうね、酔拳の世界ですわ。

甕覗を柄杓ですくって飲む

柄杓ですくって飲みます。柄杓は流石に竹ではなくプラスチックです。

このお酒は、特別本醸造、つまり、醸造アルコールが入っています。
最近純米酒しか飲まないので、久々の本醸造です。
高価だけど醸造アルコール入のお酒は、何となく昔ながらのお酒というイメージです。昔は精米技術が今ほどではなく、味を整えるために醸造アルコールを使っていたようですが、そういう時代のイメージですかね。

調べると、酒米は五百万石とゆきの精で、精米歩合は55~60%なので、吟醸酒並みには削ってあります。
分類では、吟醸酒ではなく特別本醸造になるようです。日本酒度はサイトによって+2~+4とばらつきがあります。
アルコール度数は17~18度と、加水してもなお高めです。

香りは、古酒のような独特の木樽のような感じです。
最近フレッシュで華やかな生酒ばかりだったので、いわゆる古典的な日本酒の香りです。

今回は常温で飲んでみました。
もっと古酒っぽい独特の味を想像していたら、飲んでみるとスッキリしたお酒です。表示のアルコール度数を感じないです。
香りは古酒っぽいですが、味わいはそこまで強烈な古酒っぽさはなく、すいっと呑めます。
ただし、米の甘みはあまり感じません。
妻は苦手だったらしく、一口だけでしたが、私はこれはこれで、たまには違ったテイストもいいね、という感じです。


もともと、このスタイルの酒は、祝いの席など多人数でワイワイ楽しみながら飲むためのもので、説明書きにも「できればその日のうちに飲みきってください」とあるため、普通に家庭で飲む感じではないですね。
一升ありますから、当然1日で飲みきれるわけではありません。

生酒ではないので、大きな変化はないでしょうが、次は冷で飲んでみて、どんな感じか試したいと思います。