【松屋酒造】流輝(るか) 純米DRY生 ― 2018年04月12日 06時47分
初めて流輝を買ってみました。
生酒、純米吟醸でも一升瓶でも3000円しないラインアップが中心で、最近見つけた酒屋で多く扱っていて、気にはなっていました。
今回はその中でももっとも安い、一升瓶で2400円強。
でも純米です。凄い。
DRYとあるように、辛口です。日本酒度+10。
近年、日本酒はフルーティ系が増えてきましたが、こちらはそれとは一線を画す、昔ながらの、日本酒通が好きな辛口です。
米の甘みは程々に、きりりとした淡麗辛口。食事の邪魔をしない、飲み飽きないタイプです。
よって華やかさという感じはないものの、ただ辛いだけの日本酒にありがちな旨味も感じられない、というのとは違い、米の旨味はしっかり感じられます。
開栓直後は、ザ辛口、でしたが、徐々にまろやかさも出てきて、1週間ほどで辛さは少し後退して、その分甘みも出てきた感じです。
爽やかなお酒もよいですが、たまにはガツンと来る辛口も良いです。
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E EV VR ― 2018年04月13日 06時20分
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E EV VRを導入して1年。
何でしょうね、それまでAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDをつけっぱなしだったのが、今はこの大きくて重い標準ズームがメインに。
軽快さでは35mmに敵いませんが、単焦点に負けない描写力と個性持っているのが、この24-70mm f/2.8Eです。
それまで使っていたGタイプも良いレンズで、D800登場以前の設計ながら、解像度やボケ味は文句なしでした。
新しいEタイプになり、フィルムカメラでは事実上使用できなくなりましたが、Gタイプではいわゆるプロ用レンズらしく、強い個性はなく、全域で安定した描写でした。
ともすると、それを良しとしている方には、新しいEタイプは少し描写に主張が感じられるかもしれません。
でも、解像度重視のレンズが近年多い中、解像度命ではなく、ぼかしたときと絞った時の描写の差、ぼかした時のピントの合っている部分の解像感と、そこからボケていく部分のなだらかさなど、このEタイプの標準ズームは、他の標準ズームにない個性を持っています。
個性と書くと、この手のズームにはむしろ不要と感じる方もいるかも知れませんが、強い個性ではありません。あくまでGタイプと比較すると、の話です。
もちろん、VR搭載による歩留まりアップ、動画撮影時のVRの効きの良さもこのレンズの良さです。
一眼レフ終焉が見えてきたこの時代ですが、恐らく近い将来、Nikonからフルサイズミラーレスでも、マウントアダプタでこのレンズが使えるはずですから、ぜひ手にして欲しい1本。
ズームだから、単焦点だからという単純な比較を超えた、このレンズならではの良さは、他にない個性と言えます。
面白いことに、お気に入りのこのAF-S 24-70mmのEタイプも、従来のGタイプも、そしてAF-S 35mm f/1.8Gも、同じ設計者のレンズなんですよね。
http://photo.yodobashi.com/nikon/100th/interview/
フォトヨドバシに、このレンズの設計者の原田氏のインタビューが掲載されています。
EN-EL18bをキャリブレーションした ― 2018年04月14日 08時27分
バッテリのEN-EL18b、初めてキャリブレーションしました。
D850+MB-D18で使用してる、バッテリのEN-EL18bですが、これはボディ側で使用しているEN-EL15/15aとは違い、キャリブレーションが可能なバッテリとなっています。
ボディ側で残量確認した際に、キャリブレーションの欄にビックリマークが表示されたので、バッテリを充電器に接続すると、CALのランプが点滅したので、CALIBRATIONの緑色のボタンを押すことで、放電が開始されます。
EN-EL18bももちろんリチウムイオンバッテリですが、リチウムイオンバッテリは、ニッケルカドミウム・ニッケル水素バッテリのようにメモリー効果はなく、継ぎ足し充電可能と思っていました。
EN-EL18bには、メモリー効果を是正するためなのか、はたまた残量表示の調整を行うためなのか、CALIBRATIONがあります。
なお、手持ちの充電器は、オークションで買った、D4付属の未使用品のMH-26ですが、現行品は、EN-EL4系もアダプタ経由で充電可能な、MH-26aになっています。
MH-26aの新品は非常に高価なため、互換品も売られていますが、互換品ですら比較的高価な部類に入るのは、純正を真似て2個充電可能だからでしょうかね?
互換充電器の場合、このCALIBRATIONが機能しない物が多いようで、上記リンクの商品も、機能しない、あるいは数分で終わってしまう(実質機能していない?)ようです。実際分解して中身と放電機能を確認された方のブログもありました。
純正充電器MH-26/26aの場合は、CALIBRATIONボタンを押すことで、まず残量を0%付近まで放電した上で、充電を行います。放電は時間がかかるので、すぐに充電したい場合は、CALは後回しにしたほうが良さそうです。
サブカメラのPanasonic GX7MK2はROWAの互換バッテリも使っていますが、メインカメラのD850やD810は、安全安心のため純正バッテリのみを使っています。
EL-NIKKOR 80mm F5.6を入手 ― 2018年04月15日 07時35分
子供らと児童館へ ― 2018年04月16日 06時12分
Nikon Photomic FTNファーストショット ― 2018年04月18日 06時29分
Nikonの旧MFカメラの期間限定オーバーホール上がりのPhotomic FTN、新宿のエルタワー28階にあるサービスセンターから引き取って、早速フィルムを詰めて撮影。
このカメラのファーストショットは1970年だが、オーバーホール後のファーストショットとは、ちょいと感慨深いものがありますね。
エルタワー28階は、エレベーターを降りると、新宿中心部から都内の隅々を見渡せるので、絶景スポットだったりします。新宿のNikonのショールームを訪れた人は、必ずこの景色を堪能し、写真に収めます。
まずシャッターを切って、シャッターボタンのストロークした時の感触、これがまず違った。
すっと押せるのです。
そしてミラーやシャッターの動きもスムーズ。グリスアップされて、シャッタースピードや露出計も調整もされているので、完璧です。
この撮影を行ったのは3月上旬、この時まだこの撮影で使用したフィルム、FujifilmのNEOPAN ACROSの終了は発表されていませんでした。
Fujifilmからモノクロフィルムが年内で消えてしまうわけですが、今は各種モノクロフォルムが発売されていて、もう大手メーカーが手がけるよりは、中小メーカーが様々な個性あるフィルムを手がける時代なのかもしれません。
Fujifilmは大手フィルムメーカーですから、ベンチマーク的存在として、NEOPANは残してほしかった気もしますが、やはり不採算部門は大手メーカーとしても切らざるを得ないのでしょう。
Photomic FTNは、NEOPAN ACROSを販売終了まで使ってみたいと思います。
Nikkor-S Auto 35mm 1:2.8の絞り開放 ― 2018年04月19日 06時38分
Nikkor-S Auto 35mm 1:2.8(後期型)の話。
当時、50mmと共に広角寄りの標準レンズとして、よく売れたレンズだそうだ。
開放でF2.8とやや暗めで、大きなボケは期待できないが、得てしてあまり明るくない単焦点レンズは、あまり無理をしていない分、レンズ構成もシンプルかつ描写力も良いものが多いです。
ではこのレンズはどうかというと、Nikonの35mmにありがちな、パッと見はあまり華がないレンズというか、特徴的な描写はありません。
絞り開放では、少しコントラストが低く、柔らかな描写。
この作例では、夕方でISO100のレンズでは、手持ちで1/30秒のシャッタースピードを得るには絞り開放しかなく、仕方なしに絞り開放で撮ったわけですが、これがこのレンズの特徴をよく表した描写となりました。
ピントは手前の子供たちに合わせていますが、少し離れているため、背景ボケもそれほど大きくはなく、収差の影響で柔らかな描写。が得られています。
嫌味のない描写、というと少し変ですが、特徴的なボケ方や癖のあるボケ方でも無く、コントラストが著しく低いわけでもなく、ほんの少しだけコントラストが低い、そんな描写なので、ガンガンボカすとかではなく、ピント面もカリカリではないために、柔らかい描写が得られる感じです。
もちろん、絞ればそれなりにカリッとしますし、コントラストも上がりますが、カラーネガならともかく、モノクロフィルムであれば、これくらいの柔らかさが丁度よいかもしれません。
なるほど当時カラーフィルムはありましたが、まだまだ一般にはモノクロフォルムが常用されていた時代、あの当時の事情に合わせた特性だったのかもしれません。
リバーサルだとどのような描写になるかが気になります。
実はこのレンズでは、ほぼリバーサルを使ったことがなく、今度試してみたいですね。
でもしばらくはNEOPAN ACROSです。
REALA ACE ネガの退色が進んでいる ― 2018年04月20日 06時33分
20年前に愛用していたネガフィルム、FujifilmのREALA ACE。
軟調のカラーネガフィルムで、階調が豊か、特に緑の発色が優れていたフィルムです。
20世紀末、デジタルカメラが少しずつ出始めた頃、まだネガカラーフィルムが主流でしたが、売れ筋はFiifilmだと、第4の感色層を採用したSUPERIAとかSUPER100、SUPER400あたりだったと思います。
でも、それらのフィルムは、解像度の低いズームコンパクトカメラにも対応できるよう、解像感が出やすいコントラスト強めの色調だったかと思います。
でもREALAは違いました。REALAというフィルム、当初はリアラ仕上げという特別な現像もありましたが、REALA ACEになってからは通常現像でOK、という触れ込みで、使いやすくなったため、愛用していました。
しかしネガフィルム、REALAだけでないでしょうが、20年近く経つと、色調がだいぶ変化してきますね。
ひどいものは黄色くなっていたりして、ひどくならないうちにフィルムスキャンを進めています。
幸い、古いNikonのスキャナも、COOLSCAN IV以降は、退色補正も使えるため、これを活用しています。
この写真は、1999年6月に、北海道は千歳市某所で撮影。あの辺りは湿地が多く、名もなき沼や湖が多く存在します。
このフィルムも少し退色していました。
フィルムの耐久性は高いですが、カラーネガは退色しやすいですね。
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