Nikon D850 + MB-D18導入2017年09月09日 06時33分

主役の登場です。

Nikon D850

これまで、デジタル一眼レフはD300とD800、その後D300とD810という2台体制でした。
サブ機としては、OLYMPUS PEN E-P5もあるものの、操作性の違いや、レンズがマイクロフォーザーズ用で別に必要など、フォーマットの違うカメラをD810と同時にサブに使うのは難しく、これはD300のDXフォーマットとD800/D810のFXフォーマットにも言えることでした。
まだD300は同じFマントなので、レンズのやりくりは出来るものの、同じレンズでも、お互い画角が変わってしまうことが最大の悩みでした。

Nikon D850 + MB-D18

今回はD810は手元に残すことで、D850と共に使用していきます。
これで、FX機2台体制となりました。
MB-D18とEN-EL18bも導入し、これで最初から秒9コマ連写も可能です。

では両者を比較してみましょう。
使い勝手の面で、大きく変わった点は以下の通り。

・画素数アップ(3635万画素→4575万画素)
・液晶が高画素化、タッチパネル化、チルト式に
・D800/D810では内蔵していたフラッシュが非搭載に
・ボタン配列がD5/D500シリーズと同様になり、イルミネーション搭載に
・4K/30p動画対応(フルHDまではフォーカスピーキング対応)
・最大秒9コマ連写へ高速化
・CF/UHS-I SDカードスロットから、XQD/UHS-II SDカードスロットルへ変更
・D5/D500譲りの153点AF搭載
・RAW-S/M搭載(12bitのみ)
・Nikonデジタル一眼レフ最大のファインダ倍率0.75倍
・WiFi/Bluetooth搭載でSnapBridge対応

もっとたくさん違いはありますが、大きな変化点はこんな感じ。

画質については、D810で何ら不満はないので、D850で不満が出ようはずもなく、むしろ余裕のある画素数を活かして、航空機撮影のDXクロップはもちろん、状況に応じてRAW-M(2556万画素)やRAW-S(1136万画素)を設定できるので、データ量の節約もできます。
D810もRAW-Sはあったのですが、中間のRAW-Mができたことで、より使いやすくなったと思います。RAW-Sだけだと画素削りすぎですから。

Nikon D850

サイズは殆ど変わりませんが、重量は980→1005gと少し重くなりました。
最近D7500やD5600などで採用しているモノコックではなく、従来からのマグネシウム外装のため、軽量化はできなかったのでしょう。
また、ファインダ倍率0.75倍という、Nikonデジタル一眼レフで最も高い倍率のため、ペンタプリズムも大きくなっているのも重量増の1つでしょう。

フィールドでの使用はまだ先ですが、D810との比較で家でちょいと触ってみた限りの印象は…

・重くなったようだけど、ほとんど誤差範疇(レンズの重量差のほうが大きい)
・ファインダ大きい!見やすい!
・AF爆速!(AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRとの組合せで)
・暗所AFが大幅に向上(AF補助光がなくなったが、中央のセンサは正確にフォーカスしている)
・秒9コマ連写できるので、単写でもミラーのスピードがアップしている
・シャッター音はD810より少し大きめで甲高い
・高感度耐性は1段分は向上している
・ライブビュー時のAFは相変わらず行ったり来たりで速くはない(D810よりは少し速い程度)
・フルHDでしか使えないが、電子手振れ補正は恐ろしいほどよく効く
・あれ、4K動画ではフォーカスピーキング出来ないの?
・とは言え、液晶解像度が上がったため、ライブビューでのMFのピント合わせが快適に
・液晶周りが、D300~D810までとは変わっているので、何か違和感
・内蔵フラッシュがなくなったので、D810では出来た赤外線による外部ストロボのワイヤレス発光できないな

ライブビューや動画時のAFは、相変わらず改善の余地ありですが、フォーカスピーキングが出来るようになったため、MFでのピント合せもしやすくなりました。
SnapBridgeの使い勝手は、追々書いていきたいと思います。とりあえずスマホ転送できることは確認しましたが、ちょっと重たいアプリかな。

まだ出たばかりの機種ですが、次(D860?)があるとしたら、こんな改良を望みたい、というのもあります。

・ライブビューのAF速度向上
コントラスト式でも、もう少し速く出来るはず。像面位相差は画質への影響があるが、最小限に留まるなら採用を考えても良い?

・ボディ内蔵手ブレ補正
一眼レフの光学ファインダの像と実際撮れる像が不一致になるリスクはあれど、PENTAXが既に実現していて、既存のレンズ側のVRと連携して、より強力な手ブレ補正を形成すれば、鬼に金棒と思う。

・4K60P
これはどのメーカーも次の機種で出してきそう。

・4K動画のフォーカスピーキング
ファームアップでD850も対応してくれ。

というわけで、新しい相棒を迎えましたので、早く慣れていきたいと思います。

Nikon D850

まずはストラップ付けて、D810と同じカスタム設定しないと…。