古いDELL XPS M1210にUbuntu Studioをインストールしてみた2017年07月21日 06時23分

DELL XPS M1210にubuntu studioをインストール
昨日はレコード再生でしたが、今日はハイレゾ再生用PCの話。カメラもオーディオも、古いものから最新まで幅広く扱っておりますハイ。


11年前、当時出張が多く、出先でもネットやブログ更新したい、ということで購入したDELL XPS M1210。
当時は最小構成で購入し、メモリMAXの4GB搭載し、HDDも改装し、最終的にはSSD搭載、CPUはCeleron M310からCore2 Duo T7200に改装、無線LANカードを改装し11n化したりと、時代に合わせてアップグレードを行い、何度もの海外出張時には常に持参し、長年使ってきました。

OSは、当初のWindows XPから、Windows7、最終的にはWindows10までアップグレード。
ただし、3,4年前に通常使用のPCとしては既に引退し、オーディオ再生用PCとして使用していました。

しかし最近、無線でも有線でもネットワークに繋がらないというトラブルが出始め、Windowsの修復を行なったりしましたが、修復が93%の時点で止まってしまい進行しない。
さすがにWindows10は重く、オーディオ再生も厳しいものがあるため、遊んでみたいというのと勉強という意味も込めて、思い切ってLinuxに移行することにしました。

仕事でもFedoraやUbuntuは触ったことがあるので、今回はUbuntuにしようかなと調べていると、マルチメディア編集環境に特化したというUbuntu Studioという派生版があるということを知り、さらにオーディオ再生にカスタマイズされたものがあるということで、こちらを入れてみることに。

http://sasaming.blogspot.jp/2016/05/ubuntu-studio-1604ubuntu-audio-ja-1604.html

搭載メモリは4GBなので、32bit版でもよかったのですが、あえて64bit版に。
CPU自体はCore2 Duoなので、64bitに対応しています。これが更に古いPentium M世代だと32bit版しかインストール出来ないのでご注意を。

まずは、上記URLから、ubuntu studioのイメージファイルをダウンロードします。
このイメージファイルを、そのままDVD-Rに焼くか、USBメモリに展開します。
PCが古く、USBブートできるか怪しかったので(BIOS自体はUSBデバイスからの起動に対応)、インストールに時間はかかっても確実であるということで、今回はDVD-Rに焼くことにしました。

BIOSのBoot deviceから、CD/DVDを選択すると、あとはDVDを読み込んで、インストールが始まります。
途中、設定項目やユーザ名、パスワード、地域や言語、キーボードの設定があり、その途中で無線LANドライバも自動でインストールされ、無線LANにもつながりました。これにはちょっとびっくり。
Linuxはドライバ類は自分で充てないとダメと思っていましたが、ディスプレイドライバなど、別途用意する必要なく、全て標準のもので動きました。
今回インストールしたUbuntu studioのPCオーディオ版は、予めPCオーディオ用のソフトがインストールされているようです。

インストールは簡単で、Linuxでおなじみのコマンドラインの入力も必要なくスムーズに行えました。
Windowsのインストールが出来る知識があれば、ubuntu studioは簡単にインストールできると思います。


マルチメディア版Ubuntuとは言え、FirefoxやChromium(ChromeのLinux版)もインストールされていますし、ちょっとしたネットサーフィン程度なら、さほどLinuxの知識がなくても十分使えます。

実際にUSBオーディオを繋いでの運用はまた。