東芝 第4世代FlashAir W-04 SD-UWA064Gを導入してみた ― 2017年06月20日 06時37分
17日に発売された、東芝 第4世代FlashAir W-04 SD-UWA064Gを導入しました。
FlashAirは、東芝の無線LAN内蔵SDカードで、W-04は第4世代に当たる製品です。
Nikon D810には無線LANが無く、オプションの無線LANは業務用途で非常に高額なため、気軽に写真をSNSなどにアップする際は、無線LAN内蔵SDカードしか方法はありません。
無線LAN内臓のSDカードは、かつてEyeFiが一世を風靡し、自分もEyeFi X2 Proを使用していました。
これは当時使っていたNikon COOLPIX P7000が革ケースを使っていて、SDカードを取り出すのにいちいちケースを外す必要があったので、Wi-Fiで画像をPCに転送するために使っていました。
が、データ転送速度が非常に遅い上に、接続も気まぐれで使い勝手も悪く、何よりSDカードとしても読書速度は平凡だったため、COOLPIX P7000売却と同時に使わなくなってしまい、いつの間にかEyeFiはX2以前のカードはサポート終了し使用不可になり、日本法人も撤退。
現在はEyeFi Mobiのみとなり、SDカードとしての性能も平凡なのに、32GBで4万円近くするなど、性能の割に高額。かつ近年はカメラ側にWi-Fi内蔵、またはオプションでWi-Fiアダプタがつくのが一般的になり、無線LAN内蔵のSDカードは廃れつつありました。
他メーカーからも無線LAN内蔵カードは発売されていましたが、いずれも性能や使い勝手がイマイチの様子。
かつ、D810のような高画素一眼レフは扱うデータも大きく、大容量の無線LANカードはなく、書き込み速度が遅いのでは使い物になりませんでした。
ところが、東芝の第4世代FlashAirは、読み込み速度90MB/s、書き込み速度70MB/sと、UHS-I対応カードとしてはほぼ限界に近い速さとなり、手持ちのSanDisk Extreme Proに迫る性能となりました。
これで満を持してD810で使える…ということで導入。
それにしても、D810もモデル末期ですし、この夏には多分SnapBridgeを搭載すると思われるD810後継機が発表されるかもしれませんが、D810はメインカメラの座を降りても、サブカメラとしてまだまだ使う予定なので、FlashAirはあってもいいかなと。
設定は、Windows PC/Macまたは、Android/iOSのアプリから行えます。
とりあえず、Windows版のソフトをインストールし設定してみました。
第4世代FlashAirは、EyeFi連携機能もあるため、これをONにしておくと、EyeFi対応のカメラで、データ転送中に電源が切れることがなくなります。
東芝は2016年にEyeFiと提携しているため、今後はEyeFiよりFlashAirのほうがメジャーになるのかな。
ネットワーク設定中、デフォルトの設定から少し変更してみました。
ではスマホにもアプリを入れて、早速撮った写真が見えるか試してみましょう。
写真が4枚なのでスカスカですが、割りと転送速度も速いですね。11nの40MHz通信に対応しているのも大きいです。
使い勝手は、昔のEyeFiと比較すれば圧倒的に良いです。まあ時代が違うから、洗練度も違いますね。今のEyeFi mobiももう少しマシなんでしょうけど。
D810は、通常CFカードをメインとして使っているので、シェアしたい画像はD810の画像編集メニューから、「リサイズ」を選択し、適度な解像度に落としたものをSDカードにコピーする、という使い方が良さそうです。これなら転送したい画像だけ転送できるので、効率が良さそう。
これで、スマホでカメラの液晶画面を撮る、なんてことをしなくても良くなりますね(汗
多分、今後はカメラ側に無線LANやBluetoothなどの通信手段が内蔵されるのは必至と思われ、この手の無線LAN内蔵SDカードも徐々に出番が無くなりそうですが、カメラ用途以外にも、内蔵無線LANを活用した使い方は色々できるようです。
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