マウントアダプタでCarl Zeiss Planar 1.4/50を試す2017年02月06日 06時26分

絞り開放は…ちょっと厳しいかな
データ:OLYMPUS PEN E-P5 +Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2 Aモード(f/1.4 1/640) RAW現像


Fマウント-M4/3アダプタを使って、Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2をE-P5に取り付けて撮影。絞り開放。
画角的にはマイクロフォーサーズでは中望遠レンズになります。

元々このレンズ、絞り開放ではフレアっぽくなり、コントラスト浅めになりますが、これはマウントアダプタ経由でも傾向が変わらず。
被写体の廻りにふわっとしたボケがまとわりつき、ソフトレンズのような趣で、古典的な大口径レンズの絞り開放の描写ですね。


マウントアダプタ経由の撮影の場合、よくベースレンズの中心の美味しいいところを使う、なんて言われたりもしますが、実はマウントアダプタを使うことは、元からそのマウント用に設計されたレンズを使うより光学的には不利です。

これは、レンズの後玉からイメージセンサまでの距離が、どうしてもベースレンズ(この場合はFマウント)のフランジバックに左注されてしまい、望遠レンズのように元々後玉から撮像面までの距離が長く設計されている場合は、マウントアダプタ経由でもあまり実害ない場合が多いですが、標準レンズの場合は、レンズのフレア発生やコントラスト低下の原因になります。

なので、例えば設計の新しいAF-S 35mm f/1.8G ED当たりをつけたとしても、同様にコントラスト低下が発生しますが、望遠レンズ系だと問題なかったりします。

マウントアダプタ、一筋縄では行きませんね。