SIGMA 150-600mmで百里撮影 色々課題がわかった2015年05月08日 23時59分

F-4EJ改(37-8320)
データ:Nikon D810 + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sports Mモード(f/9 1/640) 600mm ISO140 RAW現像


天気予報ではずっと雨だった8日金曜日。
ちょうど仕事の代休日だったので、せっかくの平日休みが雨…と気持ちが沈んでいましたが、予報が曇りのち晴れに変わっていたので、急遽百里に行くことに。

前回は雨で、そもそもSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sports の評価が難しい天候だったので、今回初めて晴天での撮影となりました。

色々課題が見えてきました。

まずは腕そのものですね。やはり、今までの70-200mmに2倍テレコン、140-400mm相当よりも更に望遠なわけで、500~600mmでの歩留まりが悪かった。
特に撮影前半はボロボロで、後半は少し慣れてきましたが、ここは連中を重ねるしかないですね。

そしてこのレンズ、600mmだと解像度というよりも、まずAFの精度が怪しい。
今回使用したAFポイントは、中央1点+周辺8点のモードのダイナミック9点で、D810は一応F5.6~8未満対応のAFポイントは、中央のクロスセンサ9点+左右3つずつのラインセンサで、飛行機撮りではまず中央のポイントしか使わないので、一応AFは対応するものの、やはりF5.6までのレンズと比較して、精度と速度が落ちる印象は否めず。

今回レンズのカスタムセッティングはAF速度優先でしたが、AF駆動の立ち上がりが、70-200mmに2倍テレコンよりも落ちる印象。

特に600mmは、撮影の合間に、周辺の木々にAFを合わせて撮影してみても、今ひとつな感じだったので、やはりこのレンズでよく言われている、600mm側はAF調整が必要、と言うのは当てはまるかもしれません。
そのためにUSBドックを買っていますが、本来はこんなAF微調整をしなくてもピントがきちんと来てしかるべきなんでしょうけどね、ここはサードパティメーカーの限界なのかな、という気はします。


そんなわけで、SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Sports、そのままでは手放しで喜べるレンズではないかな、という印象。
とは言え、純正のAF-S 80-400mmを買ったとしても、やっぱりもっと長いレンズが欲しくなるのは目に見えていたので、あえてSIGMAの150-600mmを選択したわけで、使いこなしていくしかないですね。


そんなわけで、まずは600mm側はAF微調整をする、あとは練習のみかな。400~500mm辺りは解像度も申し分なく、70-200mmに2倍テレコンよりは良いと思います。

そして400~600mmが使えるのは、非常に有難いです。
今までトリミングしてなんとか、というのが、トリミング無しでフレームにいい感じにはまるので、やっぱりこのくらいの焦点距離は戦闘機撮りでは必要なんですね。



掲載写真は、あえて失敗写真を。他の写真はまた後ほど掲載予定。
600mm望遠端ですが、明らかにピントが来ていません。
現役のF-4EJ改でも古参の37-8320が撮れたのは良かったですが。

天気がよく陽炎の影響もあるにせよ、やっぱり600mm側は開放F値が暗いせいか、AFが遅くなります。D4Sだったら、もう少し速いのだろうか?

センサのゴミが目立ったので、Capture NX-Dで整えた後、ゴミ取りだけにCapture NX2に渡して出力しました。
早くCapture NX-Dにもゴミ取り機能を乗せてもらえないものか。もうNX-Dも出てから1年近くなることだし。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
スパム対策のため、管理人のHN(Yamaro)をひらがな3文字で入力してください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yamaro.asablo.jp/blog/2015/05/08/7630063/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。