廃墟における平凡パンチ2014年03月06日 23時52分

平凡パンチとスズキフロンテSS
データ:Nikon D800 + AiAF Nikkor 35mm f/2D Aモード(f/9 1/50) -0.3 RAW現像


ほぼ100%子供写真しか撮っていない今日このごろ、ブログに載せるネタがないので、過去の写真を引っ張りだす。

これは昨年のGW、なべ氏と恒例の廃墟ツアーで、日窒鉱山の廃墟群で見つけたものだ。
あ、この時のデータ編集がまだ終わってなかった…。


廃墟には、当時の生活がそのまま残っている。
そこにあった週刊誌、平凡パンチも、また当時から時間が停まったことを伺わせる貴重な資料だ。
ちなみに右に写っている手はなべ氏だ。決して霊的な写真ではない(笑

広告は、スズキのフロンテSSだ。
フロンテといえば、アルトのご先祖に当たる車種。
この広告のフロンテは2代目で、SSが追加されたのがWikiPediaによると、1968年11月。このモデルは1970年まで販売されていたので、この平凡パンチは約45年前のものと分かる。

45年前だ! 半世紀近く前なのだが、日にさらされていないページ内部は、今でも鮮明に当時の魅力を伝えている。
4速フルシンクロ、最高時速125km/hの謳い文句が誇らしげだ。


廃墟で当時の雑誌や新聞を見つけてしまうと、撮影そっちのけで見入ってしまう。
読んだら捨てられる運命にある雑誌や新聞も、45年経てば立派な資料なのだ。