2012-08-29: Yamaro.info@blog

南摩ダムの近況 ― 2012年08月29日 23時36分

先日の週末、しばらく行けないだろうということで、鹿沼市の西側にある南摩ダム建設予定地を巡って来ました。

ダム建設現場の入口。
この先にダムができる予定です。
以前はダム反対派の看板が設置されていたり、何かのセンサーが設置されていたりと、少々物々しい雰囲気でしたが、それらがなくなり、写真のヘルメット着用の看板だけが目につきました。

この辺りに、ロックフィルダムが建造される予定…なのですが、以前は工事の車両が頻繁に出入りし、事務所用のスーパーハウスも設置されていましたが、全く見当たりません。
静かなものです。

前回来た時はまだなかったと思われる、ダム水没後の新道のための橋がかけられていました。
しかし、ダム本体の工事は、依然として着手されていません。
あの新道や橋が実際に使われるのはいつになるのか。はたまたこのまま使われずに朽ちる可能性も。

肝心の川ですが、何度も書いていますが、水量の極めて少ない南摩川、このような小川にダムを作ったところで、貯水できるのかは大いに疑問です。

天気がいいなぁ。
ちょうど森の木がなくなっている部分まで水没する予定でしょうか？
でもあの水量では、いつもまでも水没はしなそうです。

お、新道用のトンネルが完成していますね。

新道までのアクセスルートはなぜか通行止めになっていないため、車で入れました。
アスファルトは敷かれていないけど、トンネルは既に完成した模様。
しかし使われるのは当分先…。いや一生使われずに終わる可能性も？

さて先を進むと、旧梶又小学校跡があるはず…でしたが、既に取り壊されているので、最初はスルーしてしまいました。
横断歩道の標識が目印です。

その横を流れる南摩川は、何とここでは枯れてしまっていて、流れていません。
ここ最近雨がない日照りの日が続いたせいでしょうが、こんなのでダムを作るだなんて、おかしいでしょ？

ちょうど2年前の今頃に解体されてしまった梶又小学校。
その前に殺人事件が発生し、古井戸に死体が投げ込まれた事件がありました。
しかもその事件の前くらいに、ここに撮影に行ってるんですよ。あの時井戸に仏さんはいたのかも…。

敷地内で、何かの環境試験をしているのは以前と変わらず。

この地区の建物は、この梶又小学校の解体を持って、全てなくなったそうです。
ダム建設は未だ始まりませんが、ここが水没する日は果たして来るのか。