二居変電所(2)2011年05月08日 15時17分

前回の続きです。ちょっと写真が多いですが。

二居変電所全景

このように、国道沿いのカーブの終わりに建っている二居変電所。
よくみると、2階部分に入り口があるのが確認できます。
建物そばからは雪と木の枝が邪魔で上がれないので、ちょっと遠回りしてアクセスいます。

こちらが入り口

入り口まで来ました。
このアングルからだと印象が違いますね。
実は現在通っている国道とは別に、写真左奥には廃道となった道が存在します。
昔はその廃道からこの建物にアクセスしていたようです。


いよいよ突入します

ここから入ります。
扉は既に存在しません。


扉らガラスは喪失

内部はがらんとしています。窓ガラスもほぼ喪失。
こういう雰囲気がたまらないんですよね。


便器も無いトイレ

入ってすぐの小部屋はトイレだったようです。
しかし扉はおろか、便器すらなくなっています。便器のあったであろう穴を覗いてみたけど、何もなかったです。


枠のみの窓

冬は雪に押しつぶされるのでしょうね。ガラスのない窓枠は内側に押されています。


トマソンの入り口(というか出口?)

その向こうにはトマソンと化した入口(出口?)が。


3階ぐらいの高さか

ちょっとヒヤヒヤする撮影。普通の2階よりも高そうです。
昔は通路があったのでしょうね。


1969年の落書き

落書きが多いですが、字がかすれているのが多い。
よくみると、1969年の記述、別の場所にも昭和41年○月○日○○参上、なんてのもあり、昭和40年代前半には既に廃墟化していたことがわかります。
この当時のDQNも、今や還暦ですね。
逆に最近の落書きは見かけませんでした。旧道が廃道となり、ここにアクセスしづらくなったのでしょう。


高い場所の窓がとにかく多い

2階以上は大きめの採光窓がたくさんあります。もう二度と手が届かない場所に。


華奢な形状の鍵

変質した窓ガラスのゴムと錆びついた華奢な鍵。


唯一の変電所設備の名残

2階入口入ってすぐにあるこの構造物が、唯一残る変電所設備の跡です。
ガイシが並んでいます。


3階?への階段

それでは3階へ。なかなかキテいる階段を上がる。


踊り場から2階を望む

踊り場から望む。こうしてみると、建物自体はかなり狭いんですね。


廃墟の階段はいろいろな意味でドキドキする

古いとは言え、コンクリ製なのでまだしっかりした階段を上る。


何も無い3階

3階。ここもただの空間となっていて、残留物はなかった。


昔の落書きが残るのみ

ここが何の部屋だったのか、窺い知れるものは何もなく、ただ昭和40年代の古い落書きが残るのみ。


3階から望む吹き抜け

吹き抜けを望む。さすがに怖いので、腕を伸ばしてノーファインダーで撮影。ライブビュー機能はこういうとき役立つ。


窓が印象の廃墟でした

モノらしいモノが残っていないが、窓が妙に印象に残る廃墟でした。

BRONICA S2での写真はまた後ほど。


Camera:Nikon D300
Lens:Tokina AT-X 124 PRO DX, AiAF Nikkor 35mm f/2D, Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2

コメント

_ なべ@焼きユッケ ― 2011年05月09日 23時36分19秒

いいぞもっとやれ

_ やまろ@伊東 ― 2011年05月10日 22時57分20秒

貴様も次は来るがよい。車出してや。

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