岩鼻火薬製造所跡地2010年11月23日 22時48分

さて群馬は高崎のお話続き。

ついでと言っちゃなんだが、撮影もしてきたわけで。
場所はIPFの本社工場からわずか1.5km、群馬の森にある物件です。

日本化薬側の廃墟群

公園敷地を奥に進むと、小さなトンネルがあったり立ち入り禁止の柵があったりと、ただならぬ雰囲気の場所があります。

そこにはこのような建物がいくつか並んでいます。
ちなみに柵の向こうは、日本化薬という会社の敷地内で、立ち入り禁止です。
今回は柵の向こう側から眺めることに。

木漏れ日が眩しい

内部はもぬけの殻

内部はほぼもぬけの殻。
ここは戦時中、岩鼻火薬製造所と呼ばれた場所で、日本で初めてダイナマイトを製造したそうです。
事故も多数あったようで、終戦までに30回以上の爆発事故があり、数十名が無くなっているところでもあります。
火薬工場らしく、対岸は盛土されています。

朽ちる換気口

終戦から65年ですから、この建物自体、80年以上前のものなんでしょうかね。

壁だけ

なぜか壁だけが残されていた。


さて、群馬の森公園内には、さらに立入禁止区域内に廃墟が点在しているようですが、厳重管理された場所ゆえ、探索は断念。
こういう施設はきちんと保存して後世に伝えるべきかと思うのだが。

いろいろ探していると、日本原子力研究所側敷地内にも廃墟がありました。

日本原子力研究所側

駐車場側の柵越しでちと見づらい。

対岸から

対岸から。あちこちに柵が張り巡らされているので、廻り込むのも面倒。

こちらも内部はもぬけの殻

TAMRON SP 90mmレンズで切り取る。
窓の形状が時代を感じさせます。ガラスはあらかた失われています。こちらも内部は何も残っていないようです。

迷彩塗装がわずかに残ってる

戦時中の迷彩塗装が少しだけ残っていますね。

ここはGoogleマップでも分かるように、森に守られていて上空からは全く建物が見えません。
このため、空爆にさらされることもなかったのでしょうね。


このあと、移動してさらにもう1つの物件へ。

それはまた今度。