2460万画素2008年09月10日 22時34分

裏夜景
データ:ZENZA BRONICA S2 + Zenzanon 150mm f3.5 (f11 Bulb 60s) フジ・ネオパン400PRESTO



http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2008/09/10/9177.html?ref=rss

ソニーからフルサイズ2460万画素のフラッグシップ機、α900が発表されました。
ついにデジタル一眼レフも中判に迫る解像度になってきましたね。
値段も30万円ちょいと、かつてのフィルム一眼レフのフラッグシップに近いです。

何がえらいって、かつてAFフィルム一眼レフで最高といわれたミノルタα9のファインダ以上のものを積んでいること。それもイメージセンサシフトの手ブレ補正を積んでいるからすごいです。
ここ最近のニコンがずいぶんファインダの性能を落としている(視野率とか倍率といったカタログスペックではない見易さの部分)だけに、ぜひ見習って欲しいところです。
ただし、ファインダの見易さとAFはトレードオフなんだと思います。α900は今時フラッグシップでは控えめな9点AFで、F2.8対応センサも中央のみ。51点AFのニコンとは対照的。

ただ、ソニーのデジタル一眼レフ初のフルサイズ機なので、まだレンズが充実していませんね。2460万画素に耐えうるレンズの設計は相当難しいでしょう。古いミノルタ時代のレンズがどれだけ使えるものになるか興味があります。
中判並みの解像度なので、ちょっとしたブレやミス、レンズ性能を容赦なくさらけ出します。決して画素が大きいことがいいことか、とはいえない部分があります。
一般ユーザーにはまず必要のない解像度です。



ニコンのほうも、D90はD300以上の高画質を実現しているようで楽しみです。
COOLPIX P6000もまもなく発売です。値段の様子見ですかねしばらく。



写真は函館裏夜景。画面下側に畑がありますが、ちゃんと諧調が残っています。ここが真っ黒に見えるディスプレイは、残念ながら黒の諧調表現に問題ありです。
ちなみに元画像は画素にして2500万画素。α900よりもわずかに勝っています(笑
40年以上前のカメラでも、フィルムならこれだけの解像度が得られます。