東日本フェリー撤退2008年09月07日 21時13分

ナッチャンRera
データ:Nikon D300 + AF-S Nikkor ED 18-70mm f3.5-4.5G Aモード(f13 1/320) 40mm +0.3



昨日会社の人からこのニュース聞いたのですが、案の定というか、東日本フェリーが撤退です。

http://www.j-cast.com/2008/09/05026380.html
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080904c3c0400y04.html

高速フェリーだけでなく各航路自体から撤退するのです。10月末をもって。これはちょっと大事ですよ。
在来船のみ、グループ会社の道南自動車フェリーが青函航路を引き継ぐようですが。


9/7時点で、東日本フェリーのHPには撤退については触れられていません。

https://www.higashinihon-ferry.com/

ただし、高速フェリーのネット予約は11月以降は満席となっています。
もちろん満席はありえないので、事実上予約不可能ということです。


http://mainichi.jp/area/aomori/news/20080906ddlk02020070000c.html

この前実家に帰ったとき、なべ氏やさくらましゅ氏と呑んだときに話題になったのですが、大間に住んでいる人は青森市に行くよりフェリーで函館に行ったほうが便利らしく、実際病院に通うのにフェリーで函館に行ってるそうです。フェリーがなくなるとこういう地方は大きなダメージを受けますね。


http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20080906-OYT8T00756.htm

本当に建てたばかりなんですよ。函館側は在来船と高速船は同じ建物なんですが、青森側は高速船専用の建物なんです。何とももったいない話です。



ニュースでは原油高の影響を書いていますが、はっきり言ってそれだけじゃないですよ。
これは「計画倒産」を狙っているとしか思えないのです。
東日本フェリーは1度倒産しています。かつてジェットフォイルを就役させて撤退、単胴型高速フェリーも就役させてすぐ撤退。
倒産後は株式会社リベラが経営を引き継ぎましたが、厳しい状況にもかかわらず高価な双胴型を2隻も導入し、埠頭も整備、特に桟橋設備は外国製で専用設計のものです。いったいどこの銀行がお金を出したのやら…。
素人目に採算が取れないのはあきらかで、だからつぶれないうちに乗っておこうとこの夏乗ったわけで、乗って正解でしたね。

現在、青函航路は青函フェリーとリベラグループの道南自動車フェリーが他にありますが、どちらもトラック輸送が主体でついでにお客を乗せるといった感じのフェリーで、設備は東日本フェリーと比べて劣ります。
東日本フェリーの在来船は残るとはいえ、船齢は若くないですからね。

地域経済にダメージを与えるとともに、東日本フェリーと親会社リベラの責任は重大ですよ。